学生の「幼稚園教育実習体験」から大学における指導の諸問題

　社会の変ぼうと共に，幼児教育においても，その方向性や問題は多様性を極めている。とくに幼稚園教育の在り方は，少子，高齢社会の中で，母親を中心とする子育てに対しての不安を解消する支援が，大きな柱となっている。　これら時代の流れに対応し，教員養成大学においても，2000年からのカリキュラムの改正で，一層の教職の専門性が重視されようとしている。学習の総結集である“教育実習”は得難い体験学習である。その為には，いかに，主体的な取り組みが出来るかが問われてくる。そこで，現状の学生の実態を把握しながら，今後の教育実習の見極めを研究調査した