38 research outputs found

    教材から知識を問い直す体育理論の授業研究 : オリ・パラからスポーツのあり方を考えよう

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    オリンピック・パラリンピックの現実にある対立的テーマについて,新聞資料や映像を用いて多面的に話し合うことを通して,人間にとってのスポーツの文化的価値を理解させることを目的として授業を行った。対立的テーマとして,「五輪とパラリンピックの融合」「スポーツと国の問題」を取り上げた。 正解のない問いを話し合うことで,知識=スポーツの価値やその意義を問い直し,スポーツに対する新たな視点や考え方を見いだし,生徒全員が自分の思考が深まり楽しかったと答えた。ほとんどの生徒が「自分への挑戦」として,あるいは「スポーツを通したコミュニケーション」を楽しむためにスポーツをしていきたいと答え,生徒自身のスポーツへの関わり方を考えることにつながった

    タグラグビーをスタート教材にしたゴール型学習の可能性 : タグラグビーからハンドボールへのつながりある学びを目指して

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    タグラグビーからハンドボールへつなげた実験授業を行い,共通する動き方や思考判断の要素を整理し,その学習配列,順序の可能性を明らかにしようとした。両ゴール型種目に共通することは,「ディフェンスにおけるラインの陣形」と「オフェンスにおける素早いパスや動き」と考えられた。そして,タグラグビーからハンドボールへとつなげる学習順序から,より早い判断の学習が段階に応じてできると考えられた。ゆえに,「動きの形」から共通要素を学ぶことと,その学習順序の工夫から学習の転移が発生する可能性が示唆された

    A near-infrared survey of Miras and the distance to the Galactic Centre

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    We report the results of a near-infrared survey for long-period variables in a field of view of 20 arcmin by 30 arcmin towards the Galactic Centre (GC). We have detected 1364 variables, of which 348 are identified with those reported in Glass et al. (2001). We present a catalogue and photometric measurements for the detected variables and discuss their nature. We also establish a method for the simultaneous estimation of distances and extinctions using the period-luminosity relations for the JHKs bands. Our method is applicable to Miras with periods in the range 100--350 d and mean magnitudes available in two or more filter bands. While J-band means are often unavailable for our objects because of the large extinction, we estimated distances and extinctions for 143 Miras whose H- and Ks-band mean magnitudes are obtained. We find that most are located at the same distance to within our accuracy. Assuming that the barycentre of these Miras corresponds to the GC, we estimate its distance modulus to be 14.58+-0.02(stat.)+-0.11(syst.) mag, corresponding to 8.24+-0.08(stat.)+-0.42(syst.) kpc. We have assumed the distance modulus to the LMC to be 18.45 mag, and the uncertainty in this quantity is included in the systematic error above. We also discuss the large and highly variable extinction. Its value ranges from 1.5 mag to larger than 4 mag in A(Ks) except towards the thicker dark nebulae and it varies in a complicated way with the line of sight. We have identified mid-infrared counterparts in the Spitzer/IRAC catalogue of Ramirez et al. (2008) for most of our variables and find that they follow rather narrow period-luminosity relations in the 3.6 to 8.0 micrometre wavelength range.Comment: Accepted for publication in MNRAS, 22 pages (28 tables, 11 figures). Figure 7 and tables 6, 7 and 9 will be published in full online onl

    ハンドボールの良さ・楽しさを追求する授業 <第2部 教科研究>

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    これまでハンドボールをやったことがない,知らない生徒が多い中で,チームスポーツの良さを生かし,パスをつないでシュートを決める楽しさにふれることができるように,授業改善を試みた。個人の技術の練習より集団での練習を多くしたことや,練習やゲームでの課題と解決についての話し合いの時間を確保したこと,少人数のチームで技能の学習だけでなく,準備・片付けなどで役割分担と協力も含めて学習したことで,チームのコミュニケーションが高まり,声をかけ合って,チーム全員がよく動くことで,パスがつながり,シュートを打って得点できることでチームの一体化を感じるハンドボールの楽しさに触れることができた

    深い学びへ発展させるゴール型(サッカー)の授業 : ゲームの『認識形成』に着目して <第2部 教科研究>

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    ゴール型(サッカー)の単元において,学習を深化させるねらいで“ポジション”と“戦術”の『認識形成』を主な課題とした授業実践を行った。コートの設定やプレーヤーの人数,ルールなどを限定したドリル的な要素を含むタスクゲームとして「3対4ミニゲーム」や「4対4コート横長ゲーム」などを考案し,それらとメインゲームを1時間の授業で組み合わせて連続させていく『スパイラル型学習過程』によって学習を進めた。その結果,生徒はゲームの全体像を理解することができたと考えられた。そして,ボール操作技能などのサッカーを楽しむために必要である要素全体を「知る」ことから,「する」ことへと結びつけ,深い学びへ発展させる学習過程の1つを提案することができた

    高等学校体育における「体つくり運動」の体力を高める運動の授業研究 : 体力科学を学ぶことに焦点を当てて <第2部 教科研究>

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    高等学校における体つくり運動の体力を高める運動で,体力科学に焦点を当てた授業を行った。異能カグループで互いに関わりあいながら,体のしくみや効果的な動きのメカニズム,体カトレーニングの方法などを楽しく意欲的に学習することができた。また,実践を通して得た体力科学に関する学びを踏まえて,各自が体力に応じて実験的に運動を行いながら適切な運動強度を設定し,計画すべき運動の組み合わせ方を工夫するなど,主体的な学びが展開できた。その結果として, 日常的に行う運動への見通しを立てることができた

    体つくり運動との関連を図るマット運動の授業 : 運動感覚の獲得を目指して <第2部 教科研究>

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    マット運動の技ができるようになるためには,技の各局面でのポイントや技術を理解し,身体を操作することが必要になってくる。しかし,マット運動の限られた時間の中だけでは,ポイントや技術の理解はできても,身体操作ができるようにすることは難しい。 そこで今回は,これまで以上に体つくり運動とマット運動の関連を図り,運動感覚能力を育み,感覚作りの運動から運動感覚を獲得することを重視し,その中で身体操作ができるよう授業を展開した。その結果,技のポイントの理解が深まり技能が向上するだけでなく,各局面での身体の使い方についても具体的な部位や筋肉を意識しながら運動ができるようになった。また,技のポイントや身体の使い方などの理解が深まることで,補助や助言しあう場面も多くみられるようになった

    小集団で取り組む跳び箱の授業 : 仲間づくりを活かした首はね跳び <第2部 教科研究>

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    跳び箱の首はね跳びの授業において,4人グループという小集団で取り組むことで「他者との関わり」を密にし,運動の苦手な生徒でも全員が積極的にチャレンジできるような展開を目指した。4人グループを核に授業を展開する中で,生徒はそのつながりを密にしていき,その過程で授業の空気が変わった。生徒は,運動の得手不得手にかかわらず,技能について思考し,お互いにアドバイスや補助などを的確に行おうとし,本気で取り組む姿が見られた。同じ1つの技の向上に,グループ全員が積極的に取り組んだ結果,首はね跳びの習得率もあがった。また,クラスなどの日常の関係性を超えた他者との関わりや自己の変容に気づくことができた

    思考・エ夫する三段跳びの授業 <第2部 教科研究>

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    当校では1982年より「生涯体育に視点おいた授業実践」に取り組んできた。「体育の学び方を学ばせ,体育・スポーツの生活化」を目指し,「自ら学び, 自ら考え」, 自己を成長させていく「自己教育力」の育成をねらいとして実践してきた。今回の授業では,高校で初めて取り組む三段跳びを, どのように取り組むか考え,知識,思考・判断に力を入れるつもりで三段跳びの歴史,記録・技術の変遷を学習することが生徒の興味• 関心を高め,意欲を持ち,三段跳びを思考し工夫する授業にできないかと考えた

    問題解決のサイクルに着目したサッカーの授業 : 戦術に沿ったプレーによる攻防を展開することを学習の中心として

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    本研究では,戦術に沿ったプレーによる攻防を展開することを学習の中心とし,問題解決のサイクルを循環させることを目的とした授業を行った。成果として,多くの生徒がサッカーに対して積極的に参加するための好意的態度,理解度,技能の有能感が高まった。そしてそれらが,問題解決に向けた関わり,戦術の理解,オフ・ザ・ボールの動きの発揮という3つの要素を高めることに繋がった。加えて,ロジックツリーを用いた問題解決に向けた話し合いの時間を設けてチームの課題を明確化させ,チームの戦術を共有し理解を深めることが次時からのプレーの質を高めることに繋がった
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