2 research outputs found

    朝食摂取が加算作業へ及ぼす影響

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    本研究は、朝食摂取と非摂取が計算の正当数へどのような影響を及ぼすかについて検討することを目的とした。被験者13名の健康な若年成人男女の協力を得て、昼食直前に百枡計算を実施し、朝食摂取日と非摂取日での正当数を比較して、朝食摂取及び非摂取による計算力への影響を検討した。また朝食摂取、非摂取の違いにより日中の注意集中力及び覚醒度と、血糖値への影響を検討するために、フリッカー及び血糖値測定も実施した。その結果、朝食摂取日には非摂取日よりも、百枡計算の正当数は有意に増加することが認められた。フリッカー値は朝食摂取の有無による有意な差は認められなかったが13名中10名が増加した。また、血糖値は、朝食条件による有意な差は認められなかったが、血糖値が上昇した6名の被験者中5名は、朝食摂取日の百枡計算正当数が非摂取日よりも増加した

    ライフスタイルと自覚的疲労が身体組成へ及ぼす影響

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    本研究では7週間×2回の長期臨床実習(実習I・II)を控えた健康な男子学生18名(年齢21.6±0.6歳)を対象とし、ライフスタイルと自覚的疲労が身体組成に及ぼす影響を調べ、肥満予防への効果について検討することを目的とした。身体組成値はBoCA x1(Body Composition Analyzer)を用いて体脂肪率、腹部脂肪レベル、皮下脂肪断面積、内臓脂肪断面積、基礎代謝量/体重を測定し、自覚的疲労度の調査に自覚症しらべ(日本産業衛生学会)を実施した。実習I・II各々の前後をパターン1 .2. として、実習期間中のライフスタイル調査結果より分類した2群において身体組成値の変化量と自覚的疲労との関連を検討した。ライフスタイルの違いによる各身体組成値の変化量に有意な差は認められなかったが、パターン1. の身体組成値では朝食摂取群で有意な減少がみられた。また、自覚的疲労ではパターン1. の睡眠の質不良群で有意に高い値を示した。以上より、若年健常者においても、日常的な朝食摂取と十分な休養がもたらす身体への効果は肥満予防の一助となることが示唆された
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