Abstract

本研究は、朝食摂取と非摂取が計算の正当数へどのような影響を及ぼすかについて検討することを目的とした。被験者13名の健康な若年成人男女の協力を得て、昼食直前に百枡計算を実施し、朝食摂取日と非摂取日での正当数を比較して、朝食摂取及び非摂取による計算力への影響を検討した。また朝食摂取、非摂取の違いにより日中の注意集中力及び覚醒度と、血糖値への影響を検討するために、フリッカー及び血糖値測定も実施した。その結果、朝食摂取日には非摂取日よりも、百枡計算の正当数は有意に増加することが認められた。フリッカー値は朝食摂取の有無による有意な差は認められなかったが13名中10名が増加した。また、血糖値は、朝食条件による有意な差は認められなかったが、血糖値が上昇した6名の被験者中5名は、朝食摂取日の百枡計算正当数が非摂取日よりも増加した

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