50 research outputs found

    Experimental IgA Nephropathy Induced by Oral Administration of Dextran

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    Attempts were made to produce experimental IgA nephropathy by oral administration for 18 weeks of dextran having a molecular weight of 10,000, 70,000, and 500,000 to 6-week old female BALB/c mice. It was observed that in three out of eight cases belonging to the group given dextran having a molecular weight of 70,000 and in three out of seven cases belonging to the group given dextran having a molecular weight of 500,000, deposition of IgA on the mesangium was demonstrated by immunofluorescence direct method. Furthermore, deposition of IgG and IgM was observed in not only the groups given dextran but also in the control group, but no significant difference in deposition pattern could be demonstrated between the groups. C3 was observed only in one case belonging to the group given dextran having a molecular weight of 10,000. The serum IgA value showed a higher value in the cases with IgA deposition than in the control group. Serum C3 value was higher in the IgA deposition cases in the group given dextran having a molecular weight of 500,000 than in the control group. These results suggest that it is possible to produce experimental IgA nephropathy by continual oral administration of carbohydrate antigen of bacterial origin and that bacterial infection is involved in the development of IgA nephropathy

    The role of movement in young children's development.

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    本研究の目的は, 運動, 認知, 社会性の3つを同時に縦断的に測定し, 複数の運動項目による質的な群分けを試みるとともに, 子どもの日常を加味した事例的検討を行うことにより, 運動発達が認知や社会性の発達に及ぼす影響を, 総合的にかつ個別に明らかにすることであった。年中児33名, 年長児35名を対象に, 約6ヶ月間隔で, 運動能力8項目と認知や社会性に関する5項目を測定した。クラスタ分析の結果より, 年中児では3つ, 年長児では4つの群に分けることができ, 各群の違いは, 運動に対する子どもの好き嫌い, 苦手意識や緊張感などによって説明できた。また, 重回帰分析の結果から, 年中児では, リーダーに関してはリズム, チャレンジに関しては捕球, 年長児では, リーダー, チャレンジともにボール投げが, 影響を与えていると考えられた。そして, 縦断的に検討した結果, 運動面でも大きな伸びが見られるとともに, 意欲や積極性が増す群が存在した。その一方で, 一部の運動能力の数値とリーダーやチャレンジの評定が共に下降した群も存在した。さらに, 5名の事例を検討することにより, 運動と社会性の発達的な関係を具体的に示した

    A study of the relationship between the childcare environment in woods and the child physical movement.

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    「森で育った子どもたちは,身のこなしがよい。」保育者のこの実感に基づき,森の保育環境で育った子どもとそれ以外の子ども(統制群)の身のこなしのよさを比較した。研究Iでは,体のバランスを保つ力が身のこなしと関連していると考え,重心動揺の大きさを比較した。その結果,森の保育環境でより長い時間を過ごしてきた5歳児において,統制群との間に重心動揺の差がなかったため,森の保育環境が体のバランスを保つ力に及ぼす影響は確認できなかった。研究IIでは,森の保育環境のより長期的な影響を検証するため,森の保育環境のある幼稚園を卒園した小学校1年生とそれ以外の子どもの運動能力を比較した。その結果,複数の種目において森の保育環境で育った子どもの運動能力が統制群よりも高かった。これらの結果から,森の保育環境によっていくつかの運動能力が育まれることが明らかになった。また,それらの運動能力は,重心動揺よりも保育者の感じる身のこなしを表すものに近いことがわかった

    Video Canfarences for Curriculum Designing of the Forest Kindergarten.

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    本研究は森の幼稚園カリキュラム作成のためにビデオ・カンファレンスを試行した。その第一の目的は, 森での子どもたちの経験を把握し, 附属幼稚園の保育内容を整理するためである。第二に, 整理された保育内容をもとに, 年齢ごとの保育のねらいなどを定めカリキュラムの柱を導き出すことにあった。その結果, 第一に, 参加者の間で子どもの様子やそこでの経験などを共有化し, カリキュラム作成に向けた保育内容や森や「森の達人」に対する理解など共通認識をはかることができた。第二に, ビデオ・カンファレンスを通して, その場面にいなかった者も含め参加者から多様な解釈が生成され, 多声的な省察が行われていたと考えられる。課題としては, ビデオ・カンファレンスで得られた知見を整理し, それをカリキュラムへ活かすツールや仕組み作りの不在が挙げられた

    A practical study on the adaptation of a child with special needs to the peer group in the kindergarten.

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    近年,保育現場において,子どもの理解や保育の方法を議論する場として注目されている保育カンファレンスは,子どもの理解や支援の検討にあたり,グループダイナミクスによる効果が期待できる。本論では,園外の専門家との協働による保育カンファレンスにより,発達に課題のあるA児に対する支援を検討した実践事例を報告する。 A児は進級当初,他児のモノに興味をもち,無断でこれを取り,思い通りにならないと癇癪を起すといった姿が見られた。これを受けてカンファレンスではルーティンの見直し,声かけの方法の提案などが行われ,根気強い「貸して-いいよ」といった会話スキットの強化が行われた結果,後期には他児の弁当やカバンなどに興味をもった際に言葉で依頼を行うA児の姿が見られるようになり,他児とかかわることに喜びを感じるようになった。 また,本年度は療育機関関係者も招いてカンファレンスを行ったことにより,新たな視点でA児の姿を捉えることができ,園での支援を工夫することにつながった。 今後は,A児が年長児クラスに進級することから,進学準備・小学校との連携を視野に入れたカンファレンス・支援体制を検討していくことが求められる

    A study of the relationship between the childcare environment in woods and the child physical movement.

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    「森で育った子どもたちは,身のこなしがよい。」保育者のこの実感に基づき,森の保育環境で育った子どもとそれ以外の子ども(統制群)の身のこなしのよさを比較した。研究Iでは,体のバランスを保つ力が身のこなしと関連していると考え,重心動揺の大きさを比較した。その結果,森の保育環境でより長い時間を過ごしてきた5歳児において,統制群との間に重心動揺の差がなかったため,森の保育環境が体のバランスを保つ力に及ぼす影響は確認できなかった。研究IIでは,森の保育環境のより長期的な影響を検証するため,森の保育環境のある幼稚園を卒園した小学校1年生とそれ以外の子どもの運動能力を比較した。その結果,複数の種目において森の保育環境で育った子どもの運動能力が統制群よりも高かった。これらの結果から,森の保育環境によっていくつかの運動能力が育まれることが明らかになった。また,それらの運動能力は,重心動揺よりも保育者の感じる身のこなしを表すものに近いことがわかった

    A Study on the Teachers' Support for Improving the Quality of Young Children's Play : Focus on the Involvement of Young Children.

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    本研究の目的は, 対象児(3歳女児: S児)の遊びの様子をビデオカメラで撮影し, その映像データを用いた保育カンファレンスを通して, 遊びに対する彼女の「夢中度」を探ることで, 遊びの質を高めるための保育者の援助について検討することである。 研究の手順は, 次の通りである。(1)S児の遊びの様子をビデオカメラで撮影するとともに, 彼女の遊びのエピソードを抽出し, 「夢中度」を評定した。(2)保育者・研究者・大学院生の保育カンファレンスを通して, S児の遊びの「夢中度」の高/低の理由, 彼女の遊びの「夢中度」がより高くなるための視点について検討した。 研究の結果, S児に対する保育者の個に応じた援助について, 以下の点が示唆された。(1)S児の興味に目を向けながら, 自発的に遊びに向かうことのできる環境を構成する。(2)保育者も一緒に遊ぶことで, 遊びの楽しさや面白さを共有する。(3)S児のつぶやきや表情を注意深く観察し, 相互のコミュニケーションを重視する。(4)S児が自発的に素材や道具にかかわることができるような場を構成する。(5)友だちと共通点が持てるような契機をつくり出す

    A study on "growing" and "learning" through nature experience in early childhood.

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    本研究では, 従来の研究のように保育者を中心にその周囲にいる子どもの自然体験を記録するのではなく, 特定の子どもの自然体験を4ヶ月間記録し, それを昨年度の記録や小学校の生活科の実践記録と比較することにより, 幼児の自然体験における保育者の援助や子どもの「育ち」と「学び」の特徴を検討した。その結果, 保育の文脈からある場面や活動だけを切り取ると, 昨年度の研究と同様に, 自然体験における「学び」を取り出すことはできるが, 実際の保育では, 一人ひとりの「育ち」が重視されており, 「育ち」と「学び」は切り離されたものではなくつながっていることが明らかになった。そして, 「育ち」の充実により「学び」を支えていこうとするところに幼児教育の独自性があること, つまり, 幼児教育では, 特定の領域の知識や技能を学習する小学校とは異なり, あらゆる領域においてさまざまな体験を重ね, それらが有機的に関連づくことにより, 生きる力や学ぶ力の基礎となる心情, 意欲, 態度が育つことが重視されていることが示唆された
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