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    食物成分による細胞内シグナル伝達の制御と発癌抑制

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    金沢大学理工研究域食物成分(food factor)40種について、JB6 mouse epidermal cell line JB6 Cl41を用いて発癌プロモーション過程と見なされるcell transformation抑制作用を検討した結果、種々フラボノイドのうち、特にフラボノールの構造を持つmyricetinなどが強い抑制作用(>80%)を持つことが示された。また、β-caroteneやブロッコリ等に含まれるsluforaphaneも強い抑制作用があることを認めた。さらに、お茶やコーヒーなどの成分であるcaffeineが高濃度(0.25mM-1mM)ではあるが、細胞毒性なしでcell transformationを70%程度抑制することを見出した。caffeineがcell transformationに関わっている細胞内シグナルを制御しているかを検討したところ、これまでこの細胞のcell transformationに重要な役割を果たしていることが知られている転写因子activation protein-1(AP-1)の活性やmitogen activated protein (MAP) kinaseの活性には大きな影響を及ぼさないものの、phosphatidylinositol 3-kinase (P13 kinase)下流のeffector因子であるAktの活性を抑制することを明らかにした。研究代表者は、Aktがこの細胞のcell transformationに重要な役割を果たしていることも見出し、caffeineによるcell transformation抑制にはこのAkt活性の抑制が関わっていることをこの研究を通して証明した。研究課題/領域番号:14771277, 研究期間(年度):2002-2003出典:「食物成分による細胞内シグナル伝達の制御と発癌抑制」研究成果報告書 課題番号14771277(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-14771277/)を加工して作

    新聞使用漢字の試行的分析

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    タイトル関連情報: 新聞の用語用字調査の処理組
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