9 research outputs found

    タショクシュ レンケイ ハイブリッドシミュレーター オ カツヨウシタ シミュレーション エンシュウ ノ ジッシ ト ヒョウカ : ウィズコロナ ジダイ ノ キョウイク ジッセン ニ ムケタ トリクミ

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    COVID-19の感染拡大により,臨地実習先である附属病院からの受け入れ人数制限の要請があり,2022年度の基礎看護学実習Ⅱは時間を区切って臨地で実習する学生と学内学習をする学生を交互に配置することとなった.臨地での実習時間が限られている状況において,実習目標が達成できるよう本学に今年度から導入された多職種連携ハイブリッドシミュレーターを活用したシミュレーション演習を計画・実施した.本シミュレーション演習に参加することで,学生は呼吸器系疾患患者の観察,フィジカルアセスメントに関する自信を獲得し,高い学習満足度を得ることができたので実践報告する

    カンゴ カテイ ノ テンカイ ニ カカワル ドウニュウ キョウイク エノ バーチャル リアリティ キョウザイ ノ カイハツ ト ソノ カツヨウ カノウセイ ノ ヒョウカ : ウィズ コロナ ジダイ ノ キョウイク ジッセン エノ トリクミ

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    看護過程の展開に関わる教育用にバーチャルリアリティ(VR)教材を開発し,教育への使用可能性について検討した.看護学科1年生60名を対象に,傷病によるベッド上臥床患者の入院生活場面での困りごとをアセスメントする課題を提示し,患者目線での臥床体験が可能なVR映像の視聴前後で,気づきの項目数とその内容を比較した.VR教材視聴前の紙面での患者情報のみでは平均6項目であったのに対し,VR教材視聴後には「ベッドから見える景色が変わらず意欲の低下につながる」など学内の講義・演習科目だけでは気づきにくい内容を含む平均7項目が新たに追加された.このことから,気づきの量・質ともにVR教材視聴前にはなかった視点が加えられ,アセスメント技術の獲得に繋がったと考える.また,VR教材に関する学生の自己評価は,学修効果(3項目)では平均4.7〜4.9点,学修意欲(2項目)では平均4.6点といずれも5点満点中で高値を示すなど一定の教育効果が認められた.このことから,開発したVR教材は看護過程の展開に関する教育において活用可能と考える.departmental bulletin pape

    カンゴガク ジッシュウ ニ オケル エンジョテキ ニンゲン カンケイ ケイセイ ノウリョク ノ イクセイ ニ カンスル ゲンジョウ ト カダイ

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    本研究の目的は、看護学実習における援助的人間関係形成能力の育成に関する現状と課題について明らかにし、援助的人間関係形成能力の育成のための教育内容の精選、教育方法の開発のための基礎的資料を得ることである。データ収集方法は、全国の看護系大学(174校)に質問紙調査法によって行った。質問内容は、現在の看護系大学が援助的人間関係形成能力をどのように考えているのか、また、看護学実習においてその能力をどのように育成しているのかであった。そして、得られたデータに対して内容分析を行った。分析の結果、援助的人間関係形成能力の捉え方や必要性は統一した見解がなく、多くの要素が複雑に絡み合い、対象の関わりの中で発展・成長すると捉えられていた。また、援助的人間関係形成能力がまだ可視的に描き構造化されていないことがわかった。以上のことから、今後、援助的人間関係形成能力を十分に育成するためには、援助的人間関係形成能力の学習要素を意図的に整理し構造化した教育内容を段階的・繰り返し修得できるように看護学実習に位置づけることが重要であると考えられた。The purpose of this research was to clarify the current situations and issues for development of the formative ability of interpersonal relationship(FAIPR)in nursing practice. The method of data gathering was performed in nursing universities(174 schools)all over the country with the questionnaire method. The questionnaire contents of two main questions: how the academic staff of nursing university recognizes FAIPR and how he/she develop FAIPR of student in nursing practice. The data were analyzed by a content analysis. As a result, it was suggested that there are no unified views on recognition and necessity of FAIPR, and the academic staff of nursing university recognizes development of FAIPR in the relation with the patient. It was also suggested that FAIRP had not been yet structured with visualization. Therefore, to develop FAIPR of student enough, we should define the learning elements of FAIRP first, and it is important that we structure learning system to enable students to develop FAIRP in nursing practice

    シュジュツ チョクゴ ノ カンサツ ノウリョク ノ イクセイ ニ ムケタ エンシュウ シドウ ノ カダイ

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    本研究は、「手術直後の観察」能力を育成するため、領域別実習1週目に行う学内演習について、今後の演習方法を検討するため課題を明らかにすることを目的に実施した。研究方法は、質的帰納的研究で、演習の指導教員7名の参加によりグループディスカッションを行い、教員が指導上の困難に思った事項をデータとし、内容分析の方法を用い分析した。結果、演習指導上で困難と捉えている内容のカテゴリーは、1.【個別の状況を踏まえた看護の焦点化による具体的な観察】、2.【術後の患者の状態、治療状況に応じた観察】、3.【術後の安全・安楽に着目したケアに繋がる観察】、4.【看護の焦点に対応した観察結果のアセスメント】、5.【教員の迷い】の5つが抽出された。その共通する要素から演習上の課題は、1)実践に即した思考のプロセスを辿る学習の促進と、2)手術直後の核となる観察を思考から実践に繋げ体系的に学ぶ学習の再構造化にあると考えた。This study was done to clarify how to practice for developing student\u27s competence in physical assessment of postoperative patient.Seven instructors who teach students the way of physical assessment of postoperative patient discussed about cases that was difficult to teach. Qualitative studies of these data was analyzed. Then, five categories ("Evaluation patient\u27s condition and specific observation focusing on their problem", "Observation according to postoperative patient\u27s condition and contents of medical treatment", "Observation care connect to postoperative safety and comfort", "Nursing assessment based on observation", "Hesitation of instructor") were identified. These results suggest that problems in practice of physical assessment of postoperative patient were promotion of the study which follows the process of thinking adapted to practice and re-structure of the study which links the immediate postoperative observation to practice and learns it from thinking systematically

    看護過程の展開に関わる導入教育への バーチャルリアリティ教材の開発とその活用可能性の評価:ウィズコロナ時代の教育実践への取り組み

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    看護過程の展開に関わる教育用にバーチャルリアリティ(VR)教材を開発し,教育への使用可能性について検討した.看護学科1年生60名を対象に,傷病によるベッド上臥床患者の入院生活場面での困りごとをアセスメントする課題を提示し,患者目線での臥床体験が可能なVR映像の視聴前後で,気づきの項目数とその内容を比較した.VR教材視聴前の紙面での患者情報のみでは平均6項目であったのに対し,VR教材視聴後には「ベッドから見える景色が変わらず意欲の低下につながる」など学内の講義・演習科目だけでは気づきにくい内容を含む平均7項目が新たに追加された.このことから,気づきの量・質ともにVR教材視聴前にはなかった視点が加えられ,アセスメント技術の獲得に繋がったと考える.また,VR教材に関する学生の自己評価は,学修効果(3項目)では平均4.7〜4.9点,学修意欲(2項目)では平均4.6点といずれも5点満点中で高値を示すなど一定の教育効果が認められた.このことから,開発したVR教材は看護過程の展開に関する教育において活用可能と考える
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