9 research outputs found

    アニメ マンガ チョウサ ケンキュウ チイキ ジジョウ ト ニホンゴ キョウザイ

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    「アニメ・マンガ」は海外での日本語学習の大きな動機づけの一つとして注目されている。しかし、実際に海外ではどの程度「アニメ・マンガ」が普及しているのだろうか。また、この「アニメ・マンガ」人気を日本語教育へ応用するにはどうすればいいのだろうか。関西国際センターでは学習者支援として「アニメ・マンガ」の日本語教育への利用の可能性を検討するために、まず基礎研究として、情報収集やさまざまな地域の研修生への聞き取り調査を始めた。本稿は海外における「アニメ・マンガ」の普及や現状などの地域事情、「アニメ・マンガ」を利用した既存の日本語教材やWebサイトについての調査研究の中間報告である。"ANIME & MANGA" has become one of the biggest reasons to enter into Japanese-language learning. But, do we know how far and deep "ANIME & MANGA" has reached into each region overseas, and how can we make good use of the popularity of "ANIME & MANGA" for Japanese-Language education? The Japan Foundation, Japanese-Language Institute, Kansai has started to explore the possibility of supporting Japanese-Language learners utilizing "ANIME & MANGA" in Japanese-Language education. As a basic research we have conducted information collection and interviews with students from various regions. This is a progress report of regional information of "ANIME & MANGA" overseas, existing Japanese-Language materials and Web-sites utilizing "ANIME & MANGA"

    ニホンゴ ノウリョク シケン ノ インシ ブンセキテキ ケントウ

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    日本語能力試験では、年度ごとに日本語教育的、心理測定理論的な視点から分析・評価がなされ『日本語能力試験分析評価に関する報告書』として発表されてきたが、既存の類別の枠組みを越えた因子分析的な検討は実施されていない。そのため、既存の類別の枠組みを越えてさらに詳細な因子分析的検討を行なうことが必要である。また、漢字の能力が習得に影響すると考えられる中上級レベルにおいて、非漢字圏受験者の因子構造にどのような特徴があるかを検討する必要がある。そこで、本研究では日本語能力試験について、次の3つの点から検討することを目的とする。 (1)1級から4級の因子構造を比較する。 (2)各級ごとに既存の類別を越えた因子構造を探る。 (3)1、2級の非漢字圏受験者の因子構造の特徴を検討する。その結果、本研究では以下のような結果が得られた。 (1)各級の全類の項目を因子分析した結果、4級から1級にかけて日本語の能力水準が上がるにしたがって因子数が増加する。 (2)各級の「文字」「語彙」「文法」項目を因子分析した結果、比較的高い一因子性を示す。 (3)非漢字圏受験者について因子分析した結果、大枠では因子構造に違いがないが、「語彙」項目に違いが見られた

    ゲンゴ テスト カイハツ カテイ ノ キジュツ ト ケンショウ ジッセンチ ノ キョウユウ オ メザシテ

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    本稿では、バックマンの言語テスト開発理論に照らして、国際交流基金関西国際センター大学院生日本語研修で従来開発運用してきたプレイスメントテストの設計過程の記述、分析を試みた。バックマンの理論によると、テスト開発段階では、、を詳細に記述したうえで、を選定する。 分析の結果、研修実施担当者ら(専門員)はテストの目的を理解し、研修参加者のニーズに基づいてテストを作成しており、理論と照らしてもその妥当性が認められた。 さらに質の高いテストへと進化させるためには、以下の3点について補強する必要性がある。(1)テスト課題をより仔細に分類する(2)必要に応じて専門に関する話題の知識を測定すべき構成概念に含める(3)専門分野についての話題では、試験官による入力(出題)と応答との関係に配慮するまた、テスト開発者、試験官、評価者、研修実施担当者全員がテストの目的と構成概念に関して明確な共通認識をもってテストを設計、実施し、その結果を利用することで、より有効な結果利用が可能となることが再認識された。 一方、本調査では理論を援用し実践を分析する過程で、日常の業務のなかで特に意識されることなく運用されてきた「教師の実践的な知識や枠組み」を明るみに出すことができた。教師の経験や実践をある理論を手がかりに記述し、分析していくことは、教師個人や集団としての教師の職業的内省を促す手法となると考える

    シショ ニホンゴ ケンシュウ シュウリョウシャ ノ ツイセキチョウサ チュウゴクジン ケンシュウ サンカシャ ノ バアイ

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    国際交流基金では平成2年度から、司書に対して日本語を中心とした研修を実施している。この司書とは、海外の高等教育機関や公共図書館等で日本語の図書や資料の整備に従事する者であり、彼らは所属機関からの要請に基づいて研修に参加する。研修実施から8年が経過し、1998年9月現在修了者総数は95名、その出身も24ヶ国となった。またこの研修は、平成9年度より浦和の日本語国際センターから関西国際センターに移管された。 本稿は、この95名のうちの約3割を占める中国人修了者の17名に対して、現在の日本語使用状況を調査したものである。調査は、修了者へのアンケート及び機関訪問によるインタビュー形式で行った。本稿は特に調査から得た図書館内での日本語使用状況、さらに修了者の日本語の継続学習について報告する。またこの調査結果 から以下の課題を考えるきっかけ及び資料を得た。 (1) 司書の専門性と日本語との接点を考えた専門日本語教育の内容と方法 (2) 職務に必要な日本語を継続して学習する力(3) 修了者同士及びまた所属機関と日本の図書館を結ぶネットワークの可能
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