66 research outputs found

    看護学生の自尊感情と職業的アイデンティティとの関連から考える教育的支援

    Get PDF
    看護職の職業的アイデンティティは看護実践の基盤となるものであり,看護学生の職業的アイデンティティ形成を促す支援は重要である.本研究では,看護学生の特性自尊感情および職業的アイデンティティを測定し,この両者の関連と経年的な変化を明らかにすることによって,自尊感情に着目した支援について検討した.その結果,看護学生の自尊感情と職業的アイデンティティにはやや弱い正の相関を認め,職業的アイデンティティ得点は先行研究と同様,経年的に有意に低下していた.一方,自尊感情は卒業時に有意に高くなっており,これは臨地実習で能動的態度を求められたり自分の価値観や思考の特性を見つめながら他者を理解する経験をしたりすることが影響していると考えられた.その結果,繰り返し他者と自己,看護と自己との比較を促し承認を与えながら看護学生が自分の価値を感じられるような教育的支援が必要であることが示唆された

    教員による臨地実習指導に対する看護学生の受けとめ方

    Get PDF
    看護学臨地実習での教育効果を上げる指導を模索するために,教員の指導を学生がどのように受けとめたかを調査した.調査は,2008年度の臨地実習を受けた看護学生112名を対象として実施した.有効回答率は79.3%であった.自己成長につながった指導を回答した学生は63.1%,受け入れられなかった指導を回答した学生は40.5%であった.得られた回答を,内容の類似性に基づいてサブカテゴリー化・カテゴリー化した.自己成長につながった指導は「方向性を示す指導」「視野をひろげる指導」「学生主体の指導」「経験の機会を設定する」「同行指導」「モデルを示す指導」「自己理解を促す指導」「頑張りを評価する指導」「気持ちを支える指導」の9カテゴリーに分類された.また,受け入れられなかった指導は「方向性が定まらない指導」「無理解な指導」「解釈的な指導」「指導のタイミング」「他者との比較」「実習目標の意識化を促す指導」「過度な期待」「学生が主体とならない指導」「感情的な指導」の9カテゴリーに分類された.教員の指導に対する学生の受けとめ方は,実習の方向性がみえるか否かがひとつの指標になって判断されると推察できた.また,学生が受け入れられなかった指導では,教員が学生の個別性や能力をどの程度理解し,考慮して指導していたかが関係していると推察できた

    「にいみこどもフェスタ2005」来場者の動向とその評価 : 第14回公演アンケート調査の結果より

    Get PDF
    2005年2月、「にいみこどもフェスタ2005」-新見公立短期大学幼児教育学科第14回表現発表会-の開催にあたり、来場者の動向と催しに対する評価を把接し、「にいみこどもフェスタ」の更なる充実・発展を図ることを目的に、中学生以上の来場者を対象にアンケート調査を実施した。その結果、来場者(回答者)の動向の特徴として、(1)初めての来場者と2回以上の来場者いわゆる「リピーター」とがほぼ同数であること、(2)旧新見市と阿哲郡内からの来場者が6割、それ以外の岡山県内あるいは県外からの来場者が4割であること、(3)子どもを同伴しない来場者が回答者の4割以上であることなどが挙げられる。また、「にいみこどもフェスタ」の内容や印象については、(1)内容が子どもに適していたかの質問に対して、非常にあるいはだいたい適していたとの回答が9割以上であること、(2)催し全体の印象に対しては、非常にあるいはまあまあ良かったとの回答が、どちらとも言えないと回答した1名を除いた全員であることなどから、本取組が非常に高い評価を受けていることが実証できた。We conducted questionnaire investigation among the over-13-year-old people who came to see Niimi Kodomo Festa 2005?the 14th Stage Performance of the Department of Early Childhood Education, Niimi College which was held in February 2005 in order to grasp the trend of the audience and improve its contents. We have found as trends of audience that: 1) There are as many as first-time comers as "repeaters" (people who came more than once). 2) About 60% came from then Niimi City and then Atetsu County, while the other 40% are from other parts of Okayama Prefecture or outside of Okayama Prefecture. 3) More than 40% of the respondents do not come without taking children. To the questions regarding contents of the performances, 1) More than 90% of the people felt that the contents are suitable for children, and 2) All the respondents except one answered that they have a very positive or fairy positive impression on the performances. We can safely say that this activity is highly evaluated
    corecore