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50歳代看護職者のワーク・ライフ・バランスからみた定年退職後に想定する仕事の位置づけと関連要因
目的:50歳代の看護職者の定年退職後に想定する仕事の位置づけと仕事に重みをおく関連要因を明らかにする。方法:山形県内の48病院に勤務する50歳代の看護職者全員(842人)を対象に、質問紙調査を行った。定年退職後に想定する仕事の位置づけと仕事に重みをおく関連要因を多重ロジスティック回帰分析にて検討した。結果:回答数は584人(回収率71.7%)、有効回答数は451人(有効回答率77.2%)であった。仕事の位置づけの平均値は、現在5.46(±1.46)点、定年後2.98(±1.54)点であった。定年退職後に仕事の位置づけが中央値以上である者(仕事に重みをおく群)は297人(65.9%)であった。仕事に重みをおく関連要因は、8項目であった。結論:50歳代看護職者は定年退職後、現在よりも仕事を半分に減らす想定をしていた。定年退職を解放と捉えていないことや、専門性を重視していることを踏まえた支援が必要であることが示唆された
看護系大学の実習を受け入れた小規模病院の実習指導者の体験
看護系大学の実習を受け入れた小規模病院の実習指導者の体験を明らかにした。小規模病院の実習指導者を対象に面接調査を行った。実習指導に関して、実際に行ったことや考えたこと感じたことの体験を包括的に語ってもらい、帰納的に分析した。【病院の幅広い活動や自分たちの看護を知ってほしい】【安心できる雰囲気の中で、学生の気づきを引き出す】【指導者を中心としながら看護師全体で協力する】【期待される指導責任を果たすことに不安がある】【実習目標が達成できるように大学と一緒に取り組む】【実習指導の経験で看護の質が向上する】など9つのカテゴリーが体験として抽出された。小規模病院の実習指導者は、その地域で生活する人々の生活を支える自分たちの病院と看護に強い誇りもって看護を実践し、対象者と学生の関係形成を支えていた。大学が求める実習指導が小規模病院において可能であるとともに、小規模病院の実習指導者は、看護実践者としての役割モデルとしてなりえることが示唆された。departmental bulletin pape
ナースキャップ着用の有無に関する調査 教育課程別の観点から
1)キャップを着用している割合は,キャップあり92.5%,キャップなし5.2%であり,大学と短大,短大と専修学校,大学と専修学校間それぞれに有意差(p<0.001)があった. 2)今後の方針は,キャップなしの大学,短大,専修学校が,「変える予定はない」であった.キャップありの大学,短大,専修学校は,「変える予定はない」が90.4%,「変える予定,検討中」は9.6%であっ
看護系大学の実習を受け入れた小規模病院の実習指導者の体験
看護系大学の実習を受け入れた小規模病院の実習指導者の体験を明らかにした。小規模病院の実習指導者を対象に面接調査を行った。実習指導に関して、実際に行ったことや考えたこと感じたことの体験を包括的に語ってもらい、帰納的に分析した。【病院の幅広い活動や自分たちの看護を知ってほしい】【安心できる雰囲気の中で、学生の気づきを引き出す】【指導者を中心としながら看護師全体で協力する】【期待される指導責任を果たすことに不安がある】【実習目標が達成できるように大学と一緒に取り組む】【実習指導の経験で看護の質が向上する】など9つのカテゴリーが体験として抽出された。小規模病院の実習指導者は、その地域で生活する人々の生活を支える自分たちの病院と看護に強い誇りもって看護を実践し、対象者と学生の関係形成を支えていた。大学が求める実習指導が小規模病院において可能であるとともに、小規模病院の実習指導者は、看護実践者としての役割モデルとしてなりえることが示唆された
