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    健康寿命および ADL,QOL低下に影響を与える要因の分析と健康寿命危険度評価ケーブル作成に関する研究:NIPPON DATA80・90の19年、10年の追跡調査より

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    厚生労働科学研究費補助金研究成果報告書研究区分: 厚生労働科学研究費補助金 総合的プロジェクト研究分野 長寿科学総合研究研究年度: 2002報告書区分: 総括文献番号: 200200183A研究代表者: 上島 弘嗣(滋賀医科大学・医学部・教授)研究分担者: 岡村 智教(滋賀医科大学・医学部・助教授)研究分担者: 喜多 義邦(滋賀医科大学・医学部・講師)研究分担者: 早川 岳人(滋賀医科大学・医学部・リサーチレジデント

    香気成分と組織構造の比較解析による乾燥スィートバジルの品質評価

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    金沢大学理工研究域自然システム学系生スィートバジルを乾燥する際に引き起こされる香りの変化を,香気成分バランスやスィートバジルの組織構造とそのレオロジー特性について,比較解析を行う事で,生スィートバジルの香りを維持する為に必要とされる因子の探索を行った.スィートバジルの香気寄与成分として特定したシネオール,リナロール,オイゲノール,オクタナール,1-オクタノール,(E)-2-ヘキセナール,(Z)-3-ヘキセノールの7種類の香気成分は官能評価の特徴を説明する因子となると考えられる.その中でも,生スィートバジルの香りを特徴づける因子としては,微量成分バランスが大きな役割を果たし,ハーブ自体には (E)-2ヘキセナールや (Z)-3-ヘキセノールが存在するが,それがハーブティーに溶出されずオクタナールが高い比率で溶出されることが重要であった.そのような性質を持つ組織構造は,葉内部の細胞壁の形状が乾燥工程を経ても維持されており,その状態は貯蔵弾性率の測定でも比較説明が可能であることが明らかになった.これらの結果により,ハーブの組織構造とハーブティーとして溶出される香気成分バランスに密接な関係がある可能性が示唆された.但し,今回確認された (E)-2-ヘキセナールや (Z)-3-ヘキセノールはみどりの香りと称される物質の1つである.これらの物質は植物中のリノレン酸や配糖体を前駆体として酵素が関与し発現するものであり12),食品加工時に発生することも知られている14)~16) .今後は配糖体量の変化と酵素の関係についても検討を行い,組織構造変化の香りに対する影響をより明確にしてゆく必要があると考える.しかしながら,細胞壁の損傷が少ない状態であった真空乾燥スィートバジルが生特有の香りを保持していたという事実から,乾燥工程を経ることで喫食時に感じる香りの違いは,単純な香気成分の増減という因子だけではなく,組織構造変化という因子からも説明できる可能性が示唆された.乾燥ハーブの香りに対する品質評価を行う上で,乾燥ハーブからハーブティーに抽出されてゆく香気成分のバランス変化や内部組織構造変化の比較といった多面的なアプローチは,今後の有効な評価手法の1つとなることが期待できる.A quality evaluation method for dried herbs was studied with sweet basil leaves (fresh, air-dried, freeze-dried and vacuum-dried sweet basil leaves) as herbal teas, involving hot-water extraction. Sensory evaluation revealed that the flavor of herbal tea with vacuum-dried sweet basil leaves was similar to that with fresh leaves. Seven odor-active compounds (cineole, linalool, eugenol, octanal, 1-octanol, (E)-2-hexenal and (Z)-3-hexenol) from herbal teas were identified by capillary gas chromatographic-mass spectrometry and olfactometry analysis, and it was considered that three compounds (octanal, (E)-2-hexenal and (Z)-3-hexenol) were key compounds for describing the results of sensory evaluation. The structure of dried sweet basil leaves with water-absorption and fresh leaves was observed by differential interference contact microscopy, and their rheological characteristics were measured for storage modulus. As a result, the characteristics of vacuum-dried sweet basil were similar to those of fresh basil. These results suggest that investigation of the aroma using hot-water extraction, tissue structure and rheological characteristics could be effective approaches to qualitatively evaluate dried herbs

    高強度場における天体核反応

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    恒星の中のような地上とは異なる環境では、様々な点で核反応が異なる。例えば、原子核が熱輻射によって励起されている天体環境下での核反応は、地上実験における、いわば冷えた状態である基底状態の核反応とは異なる。一例として、超新星爆発の光核反応では、基底状態における光核反応と、超新星爆発の高温下における核反応では反応率が数桁異なることが示されている。そこで、近年発達したレーザーによるプラズマで天体環境を模擬的に生成し、原子核を励起させ、別のレーザーの高強度場で生成した量子ビームで核反応を計測することを提案する。日本物理学会 2018年春季⼤

    直線偏光パルスγ線による中性子の角度依存性

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    一定以上のエネルギーの直線偏光γ線を原子核に入射した場合、光核反応で中性子が放出される。その場合、γ線の直線偏光面に対して中性子に角度依存性があることが1957年に指摘されていた。2014年に我々は中重核で系統的に計測して角度依存性があることを実験的に検証した。また、2015年には追加実験を行った。さらに、Be-9に対して核構造を考慮した理論計算をすすめ本手法が核構造を研究する新しいツールであることが判明してきた。以上について概略を述べる。日本物学会第76回年次大会 SPRUC レーザー電子光を用いた素粒子・原子核科学研究会 インフォーマルミーティン

    s過程へのインパクト

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    鉛、ビスマスは遅い中性子反応過程(s過程)による寄与が大きい。一方で、急速な中性子捕獲反応過程で生成された元素のα崩壊によっても生成される。したがって、鉛、ビスマスの元素の起源を研究することは、両方の元素合成過程について寄与する。そこで、主にs過程に対する寄与を議論する。U,Th問題、重い核研究検討
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