27 research outputs found

    「保育・教職実践演習(幼)」における主体的な学びの効果⑥-コロナ禍における遠隔授業を併用した授業設計について-

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    本学の「保育・教職実践演習(幼)」は、保育・幼児教育の学びの確認と、学科行事である幼児教育祭を成果発表の場として実践的な学びを織り交ぜた授業設計を行っている。本研究では、学修の記録(履修カルテ)内の 28 項目「保育者に必要な資質・能力の項目と内容」の自己評価から、学生が「保育・教職実践演習(幼)」の授業を通して、保育者としての資質・能力をどのように獲得しているか、学びの効果を検証することを目的とする。また、コロナ禍以前に実施していた通常の授業設計での学修の質と、令和2 年度のコロナ禍における対面授業と遠隔授業を併用した授業設計における学修の質について比較を行い、今後の授業の在り方について検討を行った。その結果、対面授業と遠隔授業を併用した授業設計にもこれまでと同様の効果がみられたが、授業当初の自己評価の低さは、コロナ禍で実習が制限されたことによる影響と推察され、コロナ禍での課題も明らかとなった

    ホイクショ ニ オケル カゾク エンジョ ノ ジッタイ ニ カンスル ケンキュウ

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    本研究は保育所において、家族の問題に対し家族援助(子育て支援)を行っている保育士の現状と課題について考察するものである。民間の保育所および公立の保育所206 施設に調査票を送付し、131 施設からの回答を基に分析を行った。その結果は1.家族援助についての相談・助言は約9 割の保育所が実施している。2.相談・助言は所長(園長)を中心に実施されている。3.来談者は圧倒的に在園児の保護者である。4.相談内容は「発育・発達」「しつけ」「基本的生活習慣」についてのことが多い。5.保育実習における家族援助の体験については、約6 割の保育所が受け入れ可能。と答えている。The research is about child care people that offer families assistance and counseling, discusses present state of affair, challenges, and current issues that the staff faces, and using this information to explain the research. The research is based on analysis from opinions of 131 institutions about questionnaire of 206 preschool both public and private. The results from my analysis are: 1.90 percent of preschool offer counseling for family assistance. 2.The advices are the directors of the preschool\u27s opinions. 3.Most of the visiters are the parents of the students that attend the preschool. 4.Most of the questions that are asked by the parents are related to development, discipline, and life style of their children. 5. 60 percent of preschool accept probationers to experience the counseling for family assistance

    幼稚園教諭が捉える保育の質の構造に関する研究ー日本版SICS に基づく検討ー

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    本研究は、幼稚園教諭が捉える保育の質の構造を明らかにするため、秋田らによって開発された日本版SICS(Process-oriented Self-evaluation Instrument for Care Settings)の「保育全体の振り返り」の質問64 項目を基に、幼児教育・保育の実務と研究の両経験を併せ持つ大学の教員3 名を対象に予備調査を行い、保育の質の構造の中心的な要因となる質問項目の抽出を行った。予備調査の結果から得られた21 項目について、幼稚園教諭47 名を調査対象とし、質問紙による本調査を実施した。その結果、幼稚園教諭が捉える保育の質の構造について、「活動の計画性と柔軟な実行」「物理的環境」「保育者の関わり」「家庭との連携」「子どもの主体的姿」「保護者との信頼関係」の6 因子を抽出した。本調査の結果は、OECD を中心とした議論の中で整理されてきた保育の質の構造と同様の要因であることが確認された

    保育の質の構造と保育者の心理的特性との関連に関する検討(1)~保育・幼児教育施設の形態の違いにおける保育者の心理的特性の違い~

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    子どもの発達に影響を及ぼすことが考えられる保育の質について、近年、国際的に多様な学術領域において検証され、多くの示唆が得られている(秋田・佐川,2011)。しかしながら、保育者を対象とした保育の質の認識に関する検討は十分になされているとはいえない。淀川他(2017)は「保育の質」に関する保育者の認識に着目し、役職の違いにより認識の構造が異なることを報告している。本研究の全体的な枠組みは、保育者が認識する「保育の質の構造」と保育者の心理的特性との関連に着目し、保育者が認識する「保育の質の構造」が保育の両義的な側面である相互独立・相互協調的自己観や自分が果たすべき役割をどの程度受容しているかに焦点を当てた役割受容とどのように関連するのかについて、検討することである。今回の論文では「保育の質の構造と保育者の心理的特性との関連に関する検討(1)~保育・幼児教育施設の形態の違いにおける保育者の心理的特性の違い~」として、施設の形態の違いにおける保育者の心理的特性の違いについて比較検討した

    コウダイレンケイ ニ ヨル キョウイク コウリュウ ネットワーク ノ コウチク : コミュニケーション キョウイク ケンキュウカイ ノ カツドウ ト コミュニケーションリテラシー

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    高大連携校より本学への入学が決定した生徒を対象とした単位認定科目「コミュニケーションリテラシー」を開講した。同科目の内容やスケジュールは、平成19 年度よりほぼ月に一度のペースで高大連携協定校教員と本学教職員で構成する「コミュニケーション教育研究会」で調査研究・見学・参観・討議などを重ねて決定されたものである。この研究会の中ではまた、ブレインストーミングにより、経済産業省の「社会人基礎能力」を基本とした「職業を持った社会人に必要とされる能力要素」の洗い出しを行ない、これら要素の必要性や獲得度のアンケート調査を実施した。対象は高大連携校と全国の高校である。その結果、職業をもった社会人にもっとも必要とされる基本的な基礎能力は、「コミュニケーション能力」と「一般常識」であること、さらには「課題発見能力や企画・提案能力」や「表現力やプレゼンテーション能力」が不十分であるととらえられていることがわかった。こうした問題意識を踏まえて「コミュニケーションリテラシー」の実施内容を組み立てた。本年度の「コミュニケーションリテラシー」受講生は110 名となった。この効果を検証することは容易ではないが、受講生に対しアンケート調査などを行った結果に関しても報告する。Novel coordination program, namely, "Communication Literacy", consisting of 15 lesson classes, was developed and held for secondary school third grade students. This class was developed and implemented in a project set up with members from secondary school teachers and Shohoku College teachers and staff. Survey on basic vocational abilities necessary for the graduates was made by sending questionnaires to secondary school teachers. Questionnaires were made to students participated in the program to clarify the effect of the program
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