intaakushon noryoku ikusei o mezashita kaiwa kyoiku : kyoshi to gakushusha ni yoru kenkyu to jissen no renkei no hitsuyosei waseda daigaku hakushi gakui shinsei ronbun

制度:新 ; 報告番号:甲3165号 ; 学位の種類:博士(日本語教育学) ; 授与年月日:2010/7/29 ; 早大学位記番号:新545

Verbal and non-verbal engagement displays in a Japanese face-to-face conversation between two native speakers and two non-native speakers

中村明教授退職記念

（原著論文）緊急入院において「記憶のゆがみ」を経験した患者に対するアプローチの方法

本研究の目的は，緊急入院において記憶のゆがみを経験する患者へのアプローチの方法を明らかにすることである．病棟看護師12 名を対象に質的帰納的に分析した．そのアプローチの方法は状況把握と対応から成り，状況把握は，【患者が記憶のゆがみを経験していることがわかる】【患者が家族を通して記憶のゆがみの詳細について情報を得ていたことを知る】【患者が現在の治療やリハビリを優先する必要性を感じた】【患者の記憶のゆがみの事実に興味・関心を抱く】【患者からの問い詳細に答えるべきか悩む】である．対応は，≪患者の話を傾聴・共感した≫≪患者や家族が傷つくような内容を伝えない，聞かない≫≪患者を気遣いながら継続的に観察した≫≪患者の記憶の欠如に関して情報収集する≫である．記憶のゆがみを経験する患者の支援のために，看護師間連携の充実，他職種との連携の重要性が示唆された