28 research outputs found

    <Research Paper> How to look at "Active Learning" from the perspective of a Behavior Analyst : One Idea of Teaching Guideline that Makes Class Management Successful by Focusing on "Behavior"

    Get PDF
    本論では、心理学の一分野である「行動分析学」の視点から、現在高等教育においても導入することが推奨されている「アクティブ・ラーニング」を見直すとどのような課題が見出せるか、また、それを踏まえて失敗しない「アクティブ・ラーニング型の授業」の実践を行うにはどうしたら良いかについて整理した。その結果、授業の際に目の前の学生の行動に着目し、教師との相互作用のフレームの中で学生にどのような行動を獲得させたいのかを明確にすることが、目指す「主体的な学び」につながるのではないかと結論付け、それに基づく指導プログラム案を提示した

    子どもの支援に至る保護者の心理的過程と行動の研究 ―当事者としての保護者という視点の重要性―

    Get PDF
    本研究の目的は、発達障害1の傾向にある子どもの支援につながる保護者の行動や心理的過程に影響を与えた内容を明らかにすることで、支援をする側が留意する点、具体的な対応について考えるための提案を行うことである。具体的には、発達障害の傾向のある子どもの保護者を対象とし、育児や子どもの障害だけでなく、保護者自身の日常的な仕事や人とのかかわり、経験を通した心理的な浮き沈みをインタビューにより調査した。得られた発話内容は複線径路・等至性アプローチ(TEA)の手法を用いて図示(TEM 図)した。その結果、保護者の人生に起きた様々な出来事が保護者の行動や心理過程にどのような影響を及ぼしてきたのかを具体的に示すことができた。この結果から、早期発見・早期支援とはならなくとも子どもの気になる様子を意識し続けることによって、大きなトラブルを防止できる可能性があること、保護者を含めた家族も子どもの支援の当事者であるという視点の重要性、学校以外のさまざまな人や環境を意識することが支援の有効な活用につながる可能性を広げることなどがわかった。departmental bulletin pape

    <Research Notes> Functional Group Work Designed and Implemented Based on Behaviors of Students : From the Perspectives on Behavior Analysis and Facilitation

    No full text
    アクティブ・ラーニング型授業導入の際に、よく挙げられる課題である「グループワークの無機能化」を具体的に解決するために、まず(1)そのようなグループワークでは実際に何が起きているか、(2)解決するにはどのような「具体的な手立て」が考えられるか、という2つの問いを立てた。この各々について行動分析学のABCフレームで「グループワーク」が機能しているかどうかを見極める重要性と、場づくりの技術であるファシリテーションを活用することを提案した
    corecore