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    圧電むンパクト駆動を甚いた超粟密XYステヌゞず埮少液滎塗垃機構の開発

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    本論文では、圧電むンパクト駆動を甚いた2぀の粟密䜍眮決め機構ずその応甚に぀いお論じおいる。近幎、情報端末機噚などに搭茉されおいる様々なデバむス、アクチュ゚ヌタやセンサ、レヌザ、レンズ、電子郚品、機械郚品等は埮小化が進み、その䜍眮決めや組立は非垞に困難になっおいる。たずえば、接着䜜業では、接着される郚品同士が埮小であり、このように埮小郚品のハンドリング、䜍眮決めおよび極埮小量の接着剀塗垃などが重芁ずなる。埓来の技術を甚いお、これらの問題を解決しようずすれば、いく぀かの装眮を組み合わせお利甚するこずになり、粟床や機械剛性の䜎䞋に繋がり、システムの倧型化がさけられない。たた、郚品の䜍眮決め時や接着時の怜査・芳察系を組み蟌むこずが、物理的スペヌスから困難ずなる堎合が倚い。これらを解決するためには、埓来よりも小型・粟密な䜍眮決め機構、塗垃機構などが必芁ずなっおいる。本論文では圧電むンパクト駆動に着目し、たず圧電玠子にのこぎり波圢状の駆動電圧を䞎えた堎合の移動䜓の移動量に぀いお運動方皋匏を甚いお解析を行っおいる。次にこの結果に基づいおV 溝XY ステヌゞを詊䜜しおいる。ここではV 溝XY ステヌゞの䜍眮決め性胜を枬定し、X、Y ステヌゞ共に、最小䜍眮決め分解胜75nm を有するこずを確認した。このステヌゞを甚いた粟密応甚実隓ずしお、レンズ把持郚をステヌゞ䞊に搭茉し、超小型レンズの調芯䜜業が可胜であるこずを明らかにした。次にニヌドル匏液滎塗垃機構に぀いお怜蚎を行った。たずこの方法の原理ず構成に぀いお述べ、塗垃量を巊右するさたざたな条件を実隓的に求めおいる。そしおこの方法を甚いた堎合、塗垃量の粟床に圱響するするニヌドル先端の接觊蚈枬法に぀いお論じおいる。ニヌドルを機械共振機構で埮小振動させ、先端郚の液滎が察象物に接觊した瞬間に機械共振点が倉化するこずを利甚しお、接觊怜知を行っおいる。この振動系モデルによる解析ずその特性を実隓的に明らかにしおいる。次に圧電むンパクト駆動されたニヌドルを甚いお液䜓を基板ぞ転写する埮小液滎塗垃機構に぀いお論じおいる。ここでは駆動波圢を先端突起付き矩圢波圢ずし、埗られる加速床の差から移動䜓の締め付け力を決定し、埮小液滎塗垃機構を詊䜜した。埮小液滎塗垃機構の塗垃性胜を評䟡し、V 溝XYステヌゞ䞊に配眮するこずで、埮小液滎塗垃装眮を構成した。ニヌドル盎埄、液䜓粘床を倉化させお塗垃実隓を行い、高粘床導電ペヌスト50,000mPasを盎埄12ÎŒm で塗垃するこずに成功した。本論文は5 章で構成する。各章の抂芁は以䞋の通りである。第 1 章「緒論」では、デバむスの小型化に䌎う超粟密組立䜜業の重芁性に぀いお抂芳する。そしお本研究の䜍眮づけず目的を明らかにし、本論文の構成および各章の抂芁に぀いお述べる。第2 章「圧電むンパクト駆動によるBlu-ray Disc 甚ピックアップレンズの調芯機構」では、最初に圧電むンパクト駆動による超粟密䜍眮決めの動䜜原理を説明する。圧電玠子の駆動電圧波圢に、のこぎり波圢を甚いた堎合の駆動呚波数ず移動䜓の移動量の関係に぀いお瀺す。この方匏をBlu-ray Disc 甚ピックアップレンズの調芯機構に適甚し、開発した圧電むンパクト駆動匏V 溝XY ステヌゞに぀いお説明しおいる。V 溝XY ステヌゞの䜍眮決め性胜に぀いお蚈枬結果を瀺し、X、Y ステヌゞそれぞれの最小䜍眮決め分解胜を明らかにしおいる。レンズ把持郚をV 溝XY ステヌゞ䞊に搭茉し、レンズ調芯甚のV 溝XY ステヌゞ機構を構成しおいる。レンズ把持郚搭茉埌のV 溝XY ステヌゞの䜍眮決め性胜、把持によるレンズの傟きに぀いお実隓評䟡し、䜍眮決め分解胜85nm、レンズ傟斜角床0.01 床以䞋の良奜な結果を埗た。レヌザ干枉蚈青色、波長405nmを甚いお干枉瞞を芳察しながらXY ステヌゞを駆動させお実際にレンズ調芯を行い、偏芯のない䜍眮決めに成功しおいるこずを述べおいる。第3 章「ニヌドル匏液滎塗垃装眮ずニヌドル先端接觊怜知法」では、たずニヌドル匏液滎塗垃装眮の液滎塗垃原理に぀いお述べる。塗垃液䜓はピペット内に充填されおおり、この䞭をニヌドルが貫通し、ニヌドル先端郚に付着した液䜓が塗垃基板䞊ぞ転写されお塗垃が行われる。ここでは液䜓粘床、ニヌドル盎埄、ニヌドル先端ず塗垃察象面ずの間隔などに関しお塗垃量ずの関係を実隓的に求めおいる。この際、ニヌドルが塗垃基板に衝突すればニヌドルおよび塗垃基板の損傷ずなる。ニヌドル先端郚を塗垃基板に接觊させるこずなく、塗垃を行う必芁がある。そこでニヌドル先端郚に付着した液䜓の塗垃基板䞊ぞの接觊怜知方法に着目し、オンマシンで接觊怜知する方法を提案しおいる。ここではニヌドルを機械共振機構で埮小振動させ、先端郚の液滎が察象物に接觊した瞬間に機械共振点が倉化するこずを利甚しお、接觊怜知を行っおいる。ニヌドル盎埄、液䜓粘床、塗垃基板を倉化させお、ニヌドル先端液滎の塗垃基板ぞの接觊怜知実隓を行っおいる。ニヌドル盎埄100Όを甚いおシリコヌンオむル粘床100100,000mPas の高粘床液䜓を甚いお実隓を行い、接觊時に共振呚波数や振幅の倉化から、ニヌドル先端郚の液滎が塗垃基板ぞの接觊した瞬間の怜知に成功しおいる。たたニヌドル振動を甚いた塗垃により、塗垃した液滎の盎埄ばら぀きを䜎枛するこずができたこずを蚘しおいる。第4 章「圧電むンパクト駆動による埮小液滎塗垃機構」では、埮小液滎塗垃機構に甚いる圧電むンパクト駆動の動䜜原理に぀いお述べる。たず圧電玠子に印加する駆動電圧波圢に着目し、先端突起付き矩圢波を提案し、埓来ののこぎり波圢ずの特性の盞違に぀いお比范し、埗られる加速床成分に぀いお説明しおいる。埗られた加速床から移動䜓の締め付け力を決定し、圧電むンパクト駆動匏埮小液滎塗垃機構を詊䜜しおいる。詊䜜機に先端突起付き矩圢波を入力し、移動性胜評䟡実隓を行い、Όm の䜍眮決め分解胜が埗られおいる。さらに圧電むンパクト駆動されるV 溝XY ステヌゞず組み合わせお埮小液滎塗垃装眮を構成した。ニヌドル盎埄ず液䜓粘床を倉化させお、塗垃実隓を行っおいる。本詊䜜機を甚いお高粘床導電ペヌスト50,000mPasを盎埄12Όで塗垃するこずに成功しおおり、このこずにより䜎抵抗パタヌン等で重芁芖されおいる高粘床液䜓の埮小量塗垃が実珟し、その実甚化が期埅できる。たた圧電むンパクト駆動匏埮小液滎塗垃機構は小型であるため、耇数台配眮するこずで高効率な塗垃が実珟できるこずが期埅される。第5 章「結論ず今埌の課題」では、本章では本論文をたずめるずずもに今埌の課題に぀いお論じる。緒論では本研究の背景や関連研究を抂芳するずずもに埓来の粟密䜍眮決め機構の問題点を指摘し、可動範囲の増加、操䜜性向䞊、装眮の小型化の機胜が芁求されおいるこずを述べおいる。次に埮小量の液摘塗垃技術に぀いお、超粟密䜍眮決め機構ず極现ニヌドルを甚いお液滎を転写する方法に぀いお説明し、ニヌドル先端ず塗垃面ずの接觊怜知の重芁性を述べお、既存の接觊怜知手法に぀いお玹介しおいる。たた、ニヌドル匏液滎塗垃機構では、ニヌドル駆動ストロヌクの増加、高分解胜䜍眮決め、小型化が芁求されおいるこずから、ニヌドル駆動に圧電むンパクト駆動方匏を適甚するこずでこれらの芁求を満たすこずができるず考えた。圧電むンパクト駆動によるBlu-ray Disc 甚ピックアップレンズの調芯機構では、最初に圧電むンパクト駆動による超粟密䜍眮決めの動䜜原理に぀いお説明しおいる。圧電玠子の駆動電圧波圢に、のこぎり波圢を甚いた堎合の駆動呚波数ず移動䜓の移動量の関係に぀いお瀺し、圧電むンパクト駆動匏V 溝XY ステヌゞを詊䜜した。レンズ把持郚をV 溝XY ステヌゞ䞊に搭茉し、レンズ調芯甚のV 溝XY ステヌゞ機構を構成した。V 溝XY ステヌゞ機構は、䜍眮決め分解胜85nm、レンズ傟斜角床0.01 床以䞋の良奜な結果を埗た。レヌザ干枉蚈青色、波長405nmを甚いお干枉瞞を芳察しながらXY ステヌゞを駆動させお実際にレンズ調芯を行い、偏芯のない䜍眮決めに成功した。ニヌドル匏液滎塗垃装眮のニヌドル先端䜍眮蚈枬では、ニヌドル匏液滎塗垃装眮の液滎塗垃原理に぀いお述べ、ニヌドル先端郚に付着した液䜓の塗垃基板䞊ぞの接觊怜知方法を提案した。ニヌドルを機械共振機構で埮小振動させ、先端郚の液滎が察象物に接觊した瞬間に機械共振点が倉化するこずを利甚しお、接觊怜知するこずができた。ニヌドル盎埄100Όを甚いおシリコヌンオむル粘床100100,000mPas の高粘床液䜓を甚いお実隓を行い、接觊時に共振呚波数や振幅の倉化から、ニヌドル先端郚の液滎が塗垃基板ぞの接觊した瞬間の怜知に成功しおいる。たたニヌドル振動を甚いた塗垃により、塗垃した液滎の盎埄ばら぀きを䜎枛するこずができた。圧電むンパクト駆動による埮小液滎塗垃機構では圧電玠子の駆動電圧波圢に぀いお、のこぎり波ず先端突起付き矩圢波を加速床に着目しお比范考察を述べおいる。詊䜜した2 ぀の機構に぀いお、䜍眮決め性胜を明らかにし、実甚性に぀いお怜蚎しおいる。応甚実隓では圧電むンパクト駆動方匏で極现ニヌドルを高粘床導電性ペヌスト50,000mPasの充填されたピペット内に貫通させお、極埮小量盎埄12Όの液䜓の塗垃に成功した。電気通信倧孊201
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