Toxic AGEs (TAGE) と健康:III. TAGEの構造とTAGEの分解機構

Abstract

近年,終末糖化産物 (advanced glycation end-products, AGEs) は,生活習慣病 (lifestyle-related diseases, LSRD) の発症・進展に関与する重要な因子として注目されている。したがって,体内で生成されるAGEsの作用を抑えることが,病気の予防や治療において有効だと考えられている。しかし,AGEsは多様な構造を持ち,それぞれが異なる生物学的影響を及ぼすことが知られている。最近,筆者らはブドウ糖および果糖代謝の中間体であるglyceraldehyde (GA) から生成されるGA-AGEsの中でも細胞毒性の強いAGEs,すなわちtoxic AGEs (TAGE) がLSRDと強く関連していることを明らかにし,「TAGE原因説」を提唱している (金医大誌2023; 48: 1-11「TAGEと健康:I. 細胞障害因子としてのTAGE」参照)。血中TAGEレベルの上昇はLSRDの発症・進展に強く関連していることが示されており,TAGEが将来的な病気の発症・進展リスクを早期に予測するバイオマーカーとしての有用性を示唆している (金医大誌2023; 48: 12-21「TAGEと健康:II. LSRD予測マーカーとしてのTAGE」参照)。最近の研究では,TAGEが他のGA-AGEsとは異なる独自の構造を有することが推定された。本総説では,TAGE推定構造ならびにその内在性分解機構の概要について述べる。journal articl

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This paper was published in Kanazawa Medical University Repository.

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