中田 康夫

内橋 一惠

大城 亜水

小林 容子

尾崎 優子

戸谷 富江

永島 聡

濵田 道夫

紀ノ岡 浩美

阿児 馨

高橋 由希子

黒野 利佐子

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地域における共生社会の実現に向けた総合的研究 :長田区・兵庫区を中心に著者 ?田 道夫, 中田 康夫, 黒野 利佐子, 阿児 馨, 永島 聡, 尾崎 優子, 紀ノ岡 浩美, 大城 亜水, 高橋由希子, 小林 容子, 戸谷 富江, 内橋 一惠雑誌名 神戸常盤大学紀要. 別冊号 14ページ 2-2発行年 2020-10-31URL http://id.nii.ac.jp/1492/00001113/ 地域における共生社会の実現に向けた総合的研究 －長田区・兵庫区を中心に－  濵田道夫１） 中田康夫２） 黒野利佐子２） 阿児 馨２） 永島 聡２） 尾崎優子２） 紀ノ岡浩美２） 大城亜水３） 高橋由希子４） 小林容子４） 戸谷富江５） 内橋一惠５）  近年急速に外国にルーツを持つ住民が増加している。本研究ではアクションリサーチの手法を用いて、国際保健活動を核に長田区と兵庫区でフィールドワークをしながら、外国にルーツを持つ住民の健康と教育に関する諸問題について情報収集と分析を行いつつ、今後一層多様化する地域社会への新たな大学の貢献のあり方を探っている。 2019年度は国際交流シェアハウスやどかり（兵庫区）、カトリックたかとり教会（長田区）等で活動のための基盤作りを行い、国際保健活動や技能実習生への研修、長田区での乳幼児検診の視察と聞き取り、駒ヶ林小学校 JSL 教室や長田区内にある母語母文化教室でのフィールドワークを通じて、次のような課題が明らかになった。 留学生や技能実習生などの若年層は生活リズムの安定や栄養の指導が必要だが、日本での収入の少なさや生活コストの高さが背景にあるため指導だけではカバーしきれない問題が多い。高齢の定住者には生活習慣病の理解や予防、服薬指導などのニーズがあるが、一方的な指導だけでなく、各文化における身体イメージや病気と治療の考え方を把握する必要がある。外国にルーツを持つ子どもたちは、保育園、小学校など、どの成長段階においても多文化共生的な視点で設計された教育に出会える可能性が低く、地域や現場の取り組みは連携が不足している。また、成長のロールモデルも不在である。 今後本研究を継続しながら、各課題へのアプローチを行う予定。                     １）神戸常盤大学学長 ２）保健科学部看護学科 ３）教育学部こども教育学科 ４）神戸常盤大学短期大学部口腔保健学科 ５）事務局法人本部社会連携課  2-T-1 －2－令和2年度　第9回神戸常盤学術フォーラム抄録集

地域における共生社会の実現に向けた総合的研究 : 長田区・兵庫区を中心に

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