Incorporation of Amino Acid into Inbred and Hybrid Embryos of Japanease Quail in the Early Developmental Stage

Abstract

本研究は,ニホンウズラの近交系,交雑群,無作為交配群の初期胚におけるアミノ酸の取り込み量について検討した.取り上げたアミノ酸はグリシン,ロイシン,グルタミン酸である. 結果は要約すると,以下の通りである. 1.近交系,交雑群,無作為交配群における孵卵後3,4日目の胚での14C-グリシン,14C-ロイシン,14C-グルタミン酸の取り込み量を検討した.その結果,近交系でのこれらの取り込み量は,いずれの孵卵日数においても交雑群,無作為交配群に比べて低い値を示した.しかし,交雑群での取り込み量は近交系よりも高い傾向を示した. 2.孵卵後3日目胚での胚発育段階と14C-グリシン,14C-ロイシン,14C-グルタミン酸の取り込み量の関係について検討した結果,いずれの交配群においても,取り込み量は胚発育の進んだ胚ほど高く,一方胚発育の遅延した胚では低い値を示した

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