住民主体の地域づくりに向けた地域包括支援センター看護職の支援

Abstract

目的:「いきいきまつり」を通じ、地域づくりに向けて地域包括支援センター看護職が行なった支援を記述することを目的とした。方法:自治体と連携して先駆的な地域づくり型保健活動を行なっているA 区地域包括支援センターの看護職を対象とし、半構造的面接を行なった。逐語録から、看護職の支援の内容を抽出し、支援の流れを示した。結果:活動の立ち上げにあたって、看護職は〈日頃の活動から把握している住民参加者の選定〉などを行なっていた。その後〈住民の意識を地域づくりに向くよう促す〉、〈健康づくりを強化できるよう促す〉、〈地区特性に合わせた活動を行なうことを提案する〉などして、住民主体の地域づくりに発展させていた。考察:地域包括支援センター看護職は地区に密着した日々の活動を生かし、地域づくりの中心となる人材を発掘し、住民同士や住民と自治体保健師をつなぐとともに、活動を地区特性に合わせる役割を担うと考えられる

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