Abstract

紀要委員会企画Special Articles 本報告では、聖隷クリストファー大学看護基礎教育におけるシミュレーション教育の実践環境の構築、各領域における実践、教育力向上の取り組み、そして課題も含め今後の展望を報告する。本学は米国サミュエルメリット大学と2013 年に大学間交流協定を締結して以来、学生や教員が毎年、研修に赴きシミュレーション教育について学んできた。2016年に看護学部の教員有志によるワーキンググループが結成し、2017 年度より看護学部諮問委員会としてシミュレーション教育委員会が発足した。本学では、看護学部を中心にアクティブラーニングを実践するひとつの手法としてシミュレーション教育を検討し環境構築、研修会など学習の機会の提供、シミュレーションルームの機材および備品管理、シミュレーション教育実施の支援、広報活動など推進してきた。今後、シミュレーション教育を遂行する上で、以下の課題と展望がある。1.教育環境のさらなる充実、2.人員の確保、3.地域の拠点としてのシミュレーション教育の推進、4.活動のための運営資金の獲得である

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