当院の妊娠糖尿病妊婦の傾向と保健指導について

Abstract

妊娠糖尿病を発症した女性は,そうでない女性に比べて糖尿病に移行するリスクが7.4倍と高値であり,分娩を終えても定期的な受診が推奨されている. 当院では,妊娠期から産後において,医師・助産師・栄養士・内科の看護師等の多職種で妊娠糖尿病患者に関わっているが,患者全体の傾向やその後の動向についての把握はできていない現状があった.そこで今回,過去3年間の妊娠糖尿病患者の傾向や動向を把握すると共に,助産師が実施できる指導を検討した. 当院での妊娠糖尿病患者の管理は適切に行われており,妊婦自身も自己管理を行えていた.産後の内科も9割近い患者が受診していた.しかし,75g空腹時経口ブドウ糖負荷試験で正常型を示していたのは半数であり,その後のフォローは患者自身に任されていることが多く,意識づけが必要であると考えた.そこで,母親に多く関わることのできる助産師から,産後の定期健診等の重要性を理解してもらえるような指導をすることが必要だと考え,産後入院中にパンプレットを用いた保健指導を導入することにした.今後は指導の評価が課題となる

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