仮性動脈瘤による静脈圧排が原因と考えられた下肢浮腫の1例

Abstract

京都府立医科大学附属北部医療センター循環器内科Department of Cardiovascular Medicine, Kyoto Prefectural University of Medicine North Medical Center症例は73歳女性。安静時胸痛を認め、不安定狭心症を疑い、冠動脈造影検査にて3枝病変を認めた。カテーテル治療を選択し、左大腿動脈より6Fr シースを挿入し、経皮的冠動脈ステント留置術を施行した。止血デバイスを用い止血を行い、穿刺部に問題なく術翌日に退院した。退院7 日後より左下肢の腫脹を認め、血管エコー検査にて穿刺部に仮性動脈瘤を認めた。カテーテル後の下肢浮腫の原因として仮性動脈瘤に留意すべきと考える

    Similar works