Aoki Tsubasa

Furukawa Shingo

古川 慎悟

武藤 朋起

角井 智史

青木 翼

Article発行日：2009年7月15日research repor

古川, 慎悟

Furukawa, Shingo

角井, 智史

青木, 翼

Aoki, Tsubasa

武藤, 朋起

KANAGAWA University Repository

1 学 が ラ ン チ イ了 離･日々､小さな学びあり古川慎倍･｢あいさつ｣してますか?角井智史･｢教えること｣と｢教わること｣青木翼･教える側に立ってみて武藤朋起私は2009年の5月末から横浜市立松本中学校で社会科のアシスタンティーチャーとして毎週金曜日の午前中に参加させてもらっています｡授業の関係上､週に1回しか参加できませんが､それでも実際の授業を見させてもらって学ぶことがたくさんあります｡私は主に生徒の机の間を回る机間巡視をやらせていただいています｡具体的には生徒が先生からプリントを配られてからしっかり記入しているのか見たり､生徒同士が何か意見を出し合っているのを見て少しアドバイスをしたり､生徒から何か質問があればそれに対応したりしています｡机間巡視のほかに担当の先生から質問を振られて､それを生徒の前で話す時もあります｡今まで人に何かを教えたり､大勢の前で話すことのなかった私にはとてもいい経験になっています｡現在は以上のことをアシスタントティーチヤーとして活動をしていていますが､せっかくこのような貴重な体験をさせていただいているので､社会科の授業以外にも休み時間に生徒とコミュニケーションをはかったりして､今の中学生との接し方を自分なりに学ぼうとしています｡また6月の半ばに総合的な学習の授業を見させていただいて､生徒が自分の興味を持ったことを調べたり､それを実際に体験しに行ったり､まとめている様子を見て､今の中学生はこんなことをしているのかと目にし､自分が中学生-LQ■聖亡ロモ空重i i inFa uiiigiのころにはやっていないことをやっていて驚きました｡他にも生徒が自分から積極的に大きな声で元気よくあいさつをしてくれたり､私の名前と顔を早く覚えてくれて話かけてくれたりと学校ボランティアをしなければ体験できないことをしていて､とても自分の身になっています｡ボランティアをしていて1回1回何か小さなことでも学ぶことがあります｡私はその小さなことでも学んだことを確実に次に何か活かせるようにしようといつも学校ボランティアをするときに心掛けています｡まだ私は大学 2年生で教育実習に行くのは先ですが､このような体験をもっとして学校の雰囲気になれていき､これからも学校ボランティアは一生懸命がんば りたいと思います｡′■→ヽ ､̀-174-Ⅸ 神奈川大学学校ボランティアの展開 (横浜キャンパス)≡.一事 . Page2 学校ボランティア通信｢あいさつ｣してますか?私はマンションに住んでいるので毎朝エレベーターを使い大学に行きますO朝の通勤 ･通学のためエレベーター内は､ランドセルを背負った子供たちや､サラリーマン､新聞をポス ト-取りに行く人など､様々な人たちでいっぱいになりますOェレベーターが止まり､人が入ってくる ｢･･･｣ ｢･･･｣､また止まる ｢(会釈) ･ ･｣ ｢(会釈) ･･･｣｡このようなことが2-3回も続くと､1階まで着くのが非常に長く感じられます｡一言 ｢おはようございます｣がさらっ-と言えたらと思っていたのが､去年の私でした｡私が松本中学校にアシスタントティーチャー (AT)をするようになって､早一年が経とうとしています｡去年の春学期に大学の授業に ｢総合演習 I｣で､松本中学校の ｢総合的な学習｣の手伝いをさせてもらったのがきっかけです｡秋学期から保健体育のATとして､現在も週 1日の午前中にお世話になっています｡松本中学校の自慢は ｢あいさつがきちんとできる｣ということです｡あいさつなんかと思うかもしれません｡私も初めのころはそう思っていました｡あいさつなんかできて当然だろと-･｡ しかし､実際に学校に行って驚かされたのは､どこであっても本当に元気に｢おはようございます｣ ｢こんにちは｣とあいさつが返ってくるのです｡こちらが答え返すのに疲れてしまうくらいで､ ｢あいさつ｣に圧倒されたという感覚を今でも覚えています｡そんな私ですが､現在 保健体育のATとして試行錯誤 しながらも頑張っています｡体育の授業を通して見えてくることはたくさんあります｡授業の進め方や指導法などを実際に目にし､聞くことで自分の頭の中で授業の作り方を少しずつイメージできるようになってきましたO授業の中で私が最近気をつけるようにしていることは､授業時の振舞い方というものです｡振舞い方というと難しく聞こえるかもしれませんが､どういった姿勢や言葉遣い､使 う言葉に気を配るということです｡それを感 じたのは､オモシロ半分でもあるのでしょうが､生徒が私のしぐさや立ち方を真似するからです｡私自身もあまり意識をしていなかったのですがよく鼻を触る癖があるようです｡そういえば何か考え事をするときはよく鼻に手を当てているなと思いました｡ふとした時の立ち方もレシーブする時の形 (バレーボール部なので半分職業病でしょうか-)に近い格好をしているようです｡生徒のそんな姿を見ると思わず笑ってしまうのですが､これではいかんと自分に言い聞かせています｡また､言葉遣いに気をつけるのはもちろんですが､使 う言葉 ･表現というものが非常に大事だと感 じます｡新しい技を教えるにあたって実際に見せることは非常に大事なことです｡けれども､実際に見せたから同じようにやってみよう､では良いわけはありません｡どのようにしたら生徒にわかりやすく伝えられるのか､ア ドバイスする際にも表現を変えるだけでイメージというものが変わってくるので大切です｡全員の生徒にフイットする (響く)言葉を見つけるのは非常に難しいことですが､私の言葉でたとえ1人であっても何かを掴み､少 しでも上達の手助けとなれば自分がいる意味があったのではと思います｡振 り返ってみると､先生方から色々と教えて頂くことも多いですが､生徒を通して学ぶことも非常に多いことに気がつかされますoせっかくこのような機会を与えられているので多くのことを今後も学んで行きたいです｡同時に､松本中学校の生徒が私に挨拶の素晴らしさを教えてくれたように､私も生徒に対して良い影響を与えられる人間になりたいです｡さて､最近のエレベーターですが ｢おはようございます｣､ ｢オハヨウ｣と自分から声をかけるようにしています｡はじめは戸惑っていた小学生が､最近では｢おはようございます｣と照れながらも返 してくれるようになりました｡今はとても小さな変化かもしれないけれども､これが水面に投げられた小石によってできる波紋のように少 しずつ広がっていけばと思います｡今では ｢あいさつ｣の素晴 らしさを教えてくれた松中生に感謝しています｡ありがとう !-175-私は松本中学校の女子バレー部に練習の補助という形で参加させてもらっていますO中学生の女の子とは､全く関わったことがなくボランティア .コーチになるまでこのような機会を得ることはなかったと思います｡ボランティアに興味を持ったのは岩滞先生の授業で紹介してもらい三年生になってから頭をしっかり丸めてボランティアに応募しました｡松本中学校にあいさつに行った時､この中学校は真面目で温かい生徒が多いと思いました｡授業を見たことがないのでわかりませんが､部活中や下校するときなどしっかり挨拶してくれ､また､あいさつし返してくれます｡部活では､中学生の女の子といったら思春期ということもあり､自分自身がまずはしっかり受け入れてもらえるよう身構えていた面があり最初のうちはなかなか話すことができませんでした｡自分が人見知りもしてしまうのでそれも馴染むのが遅くなった原因だと思います｡それでも一ケ月二ケ月とやっていくうちに多少なりとも意思の疎通はできるようになったと思います｡練習の指導となるとまた新しい課題が自分自身に見つかりましたO自分自身でプレーする分には体の動かし方やタイミングは勘や経験からこなしていますが､体の動かし方やブロックのタイミングが分からないといわれた時に､どのように教えていいかわかりませんでした｡自分が口下手なのはわかっていましたが､ここまで実際にプレーすることと教えることの違い､難しさに気づかされました｡また､学年ごとに雰囲気の違いがあることにも驚きました｡三年生の生徒はわりと静かで淡々と練習を行い､二年生は元気ですが､ふざけてしまう面もあります｡一年生は元気で練習もしっかりや りますO声が出ていないときなど一回言ってもやってくれないときなどどこまで言っていいのか分からず対応に困る時があります｡また､先生がいない時や見ていないときなど手を抜いたりふざけてしまっている場面があります｡仲良くなってきたためか､注意や言葉を聞いてくれないときがあり､今後の自分自身の一番の課題になると思いますOそれで 濫二二二空も､練習の方法を聞きに来てくれたりもします｡そのことから多少なりとも信頼関係は築けていると思います｡これからはしっかり注意できてそれを受け止めてくれる信頼関係をなんとかうまく築きあげられたら良いと思っています｡顧問の桑山先生にはたい-ん優 しくしてもらっています｡これまでたくさん話す機会があったので､教員の仕事の量 ･質､生徒や親との信頼関係など質問したり話してもらっています｡実際の先生の言葉を聞いて､地域のお祭 り-の見まわりや会議の多さ､生徒-のかかわり方など自分の知識がまだまだ足 りないことや教員の大変さ難しさに改めて実感 しました.まだまだ学校や教員の一部分しか見えていませんが十分にその大変さが身にしみました｡ しかし､その分生徒に教えることの楽しさや､や りがいも感 じました｡自分にとっても非常に大きな経験になるのでしっか り学校ボランティアを続けていきたいと思います｡-176-Ⅸ 神奈川大学学校ボランティアの展開 (横浜キャンパス)教える側の立場になってみて人間科学部 人間科学科2年 武藤朋起私は､今年の4月から横浜市立松本中学校でボランティアをさせてもらっています｡担当教科は保健体育で､週に1回､水曜日の午前中の授業に参加していますOまた､バスケットボール部の練習にも土日を中心に参加させてもらっています｡体育の授業中は主に､生徒たちが活動しているのを見ながらアドバイスをしたり､怪我につながりそうなことをしていたら注意したり､時には見本をみせる､といったようなことをしています｡部活動の方では､練習中一人一人にアドバイスをしたり､練習メニューの一部を担当させてもらったりしています｡また､練習試合では審判をやったり､Bチームで監督の体験もさせてもらいました｡もちろん､公式戦は応援Lに行きます｡そして､練習でも練習試合でも公式戦でも､終わった後には必ずミーティングで反省を含めた一言を言うことになっています｡最近では､遠慮せずに言いたいことを言えるようになりました｡私は､学校ボランティアを通して本当に色々なことを学んでいます｡体育の授業では､運動の得神大ボランティアの自己紹介が掲示准本中学枚の職員室前の廊下に､神大ボランティアの自己紹介が掲示されました｡氏名のほかに顔写真や､来枚する曜日と時間､塑当教科､自己PRと松中生へのメッセージなどが書かれています｡生徒が名前を覚えてくれたり､読んでくれて会話のきっかけになっ意な子はもちろん､運動が苦手な子に対していかに分かりやすく説明するか､そしてどうやって出来るように導いてあげるかo体育の先生が授業中どんなアドバイスをしているか生徒たちと一緒に聴いたり､授業が終わった後先生に直接訊いたりして勉強しています｡先生の､生徒との接し方や話し方､また生徒のまとめ方や惹きつけ方などは､教師になった時必ず役に立つと思いますし､何より実際の授業の雰囲気を体感することができたことが一番自分のためになったと思います｡部活動の方では､生徒たちの授業とは違った面が見れますし､接する時間が多いので一人一人と仲良くなれるので､中学生の本音が聴けます｡そういった声は､教師を目指す上で､とても参考になっています｡まだボランティアを始めて2･3カ月なので､これからもっと色々なことを学び吸収していきたいと思います｡神奈川大学 教職課程指導室電話0454815661ド.-IXO454134154m姐Ike血e@kanaga:warn､aclp-177-

25　学校ボランティア通信　No.13

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