The analysis of evaluation with social welfare student\u27s commumication skills in practical training

Abstract

本研究では,精神保健福祉援助実習に参加した学生を対象に,コミュニケーション技術評価尺度を用いてコミュニケーション技術の達成度を測定し,実習前後での変化を明らかにすることが目的であった.調査の結果,(1)コミュニケーション技術を評価する全25項目のうち,11項目で変化がみられ,いずれも実習後に肯定的な評価であった.(2)コミュニケーション技術評価の5つの下位因子のうち,「コミュニケーションの基本技術」「非言語的コミュニケーション技術」「クライエントの感情の明確化」の3つで技術の向上がみられた.(3)5つの下位因子のうち「コミュニケーションによる自己成長についての理解」でのみ,「友人のサポート」と「実習中の相談相手の有無」の関連性が確認された.以上の結果を踏えて,コミュニケーション技術評価を実習後の振り返り学習に活かす実習指導のあり方,学生への具体的な教育的支援について論じた

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