Mutagenesis of the oil-producing algae by heavy ion beam irradiation

Abstract

藻類を利用したバイオ燃料は次世代エネルギーとして注目されており、我々は、その候補として、これまで5種のハプト藻でしか合成することが知られていない超長鎖脂質アルケノンに着目している。しかし、アルケノンの生合成についてはほとんど分かっていないため、アルケノンを産生するハプト藻の1種であるTisochrysis lutea(T-Iso株)に重イオンビーム照射を行い、高オイル産生変異株の創出を行ってきた。ここでは、オイル高産生の1つの要因と考えられるアルケノンの分解が抑制されている変異株の探索と解析を行った。アルケノンは暗条件ではエネルギー源として使われるため分解が進むことが知られている。これまでに単離したアルケノン高生産株を明条件で2週間培養後、暗条件で1週間培養を行い、ナイルレッド染色により脂肪酸量の推移を調査した。その結果、アルケノンの分解が遅いと思われる9系統を選抜した

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