奥山 裕美

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Showa University Academic Resource Repository / 昭和大学学術業績リポジトリ

別紙1  論文審査の 要 旨  甲・④第如月 号  報告番号  奥山 裕美  主査 川添和義  副査 厳本 三春  副査 向後 麻里  論文審査担当者  （論文審査の要旨）  論文タイトル  QOLEvaluationofNabTPaclitaxelandDocetaxelforEarlyBreastCancer  （早期乳がんに対するナブバクリタキセルとドセタキセルの有害事象の比較とQOL評価  に関する検討）   本論文は，乳がん治療の薬物療法において，ナブバク1」タキセル（nab・PTX）とドセタキセ  ル（DTX）の投与が副作用発現を含め，患者のQOLにどのように影響を与えるかということ  を，無作為化第Ⅱ相試験において検討したものである。   研究対象は昭和大学病院にてnab・PTXまたはDTXで乳がん治療を施していて，組織学的  にHER2陰性，StageTIc－3／NO／MOもしくはTl－3／Nl／MOで，術前化学療法および手術施行  により根治切除が期待できる患者とした。患者をnab－PTXおよびDTX治療群に分けて，主  要評価項目をGrade3またはGrade4の有害事象の発生割合とし，副次的評価項目をすべて  の有害事象及びQOLとした。   検討の結果，有害事象としてはnab－PTXおよびDTX治療群の間に特に有意な差は見られ  なかった。一方，健康に関連した生活の質：Health・RelatedQualityofLifb（HRQOL）に関  しては，いずれの群においても経時的に低下する傾向にあり，今後はタキサン系抗がん剤の更  なる副作用マネジメントの介入が必要であることが示唆された。   以上の内容は薬学的観点から重要な事項を含み，今後の臨床薬学研究にも大きく資するも  のである。また，学位論文に関する質疑にも的確に回答することができており，博士（薬学）   として相応しいと判定した。  （主査が記載、500字以内）   

早期乳がんに対するナブパクリタキセルとドセタキセルの有害事象の比較とQOL評価に関する検討

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早期乳がんに対するナブパクリタキセルとドセタキセルの有害事象の比較とQOL評価に関する検討

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