数種類のハーブティーの抗酸化活性と官能評価

Abstract

 自家栽培と市販されている数種類のハーブティーの抗酸化活性を比較検討した。その結果、いずれのハーブティーも抗酸化活性を示し、ポリフェノールを含むことが明らかとなった。特に自家栽培のレモンバームやペパーミント、自家栽培のハーブに紅茶をブレンドしたレモンバーム+紅茶、ローズマリー+紅茶で強い抗酸化活性を示した。抗酸化活性とポリフェノール含量との間には強い相関関係が認められ、ハーブティーの抗酸化活性はポリフェノールによるものと思われる。着色度の結果から、ハーブティーには、緑黄色系のポリフェノールが多く含まれていることが示唆された。官能評価では、紅茶をブレンドしたハーブティーが高評価であった。本研究の結果、ハーブティーは市販品より自家栽培の方が、抗酸化活性が高い可能性が示唆された。飲みやすくするために、紅茶をブレンドすることで、さらに抗酸化活性を高め、嗜好性を向上させることができると考えられる

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