アメリカの戦後統治と日本の女性政策

Abstract

1945年8月15日日本はポツダム宣言を受け入れて全面降伏し、第2次世界大戦は終了した。その後1952年の講和条約の締結によって独立を回復するまで、日本はアメリカを主とする連合国軍に占領されたが、その間に多くの社会、経済の改革が行なわれた。とりわけ女性に関する制度は大きく改革された。現代日本において当時の改革がどう根付きどう改められて現在の女性政策に結びついているかを概観するとともに、伝統的価値の影響とどう対立し、どう調和させたか、また今日の女性政策に対する影響を、特に参政権、教育、家族関係政策に焦点をあわせて考察する

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