Infliximab 治療中のクローン病にStreptococcus intermedius による肝膿瘍と膿胸を合併した1例

Abstract

症例は31歳女性.クローン病再燃に対して抗TNF-α抗体製剤であるInfliximab治療中に,Streptococcus intermediusによる肝膿瘍と膿胸を発症し,治療に難渋するも抗菌薬治療,経皮経肝膿瘍ドレナージにて軽快した.Infliximab投与は,易感染性により様々な感染症を合併する可能性があるが,肝膿瘍の合併は非常にまれながら診断・治療の遅れが重篤になりやすく注意が必要である

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