ダイガク ニ オケル ケアマネジメント ギジュツ キョウイク ガイイン ヨウソ ガ チテキ リカイ ニ オヨボス エイキョウ ニ ツイテ

Abstract

本研究はケアマネジメント論とケアマネジメント演習を同時期に行うことや, ソーシャルワーク実習における体験が, ケアマネジメント技術の知的理解にどう影響を及ぼしているのかを明らかにすることを目的に実施した. 調査は 2011 年度ケアマネジメント演習履修者に対して, ケアマネジメント技術作業指標を初回・最終回・実習後の 3 地点で実施した. その結果, 初回と最終回, 初回と実習後の間には全ての項目で有意差がみられた. また最終回と実習後の間では有意差がみられたものは 2 項目に留まった. またケアマネジメント論とケアマネジメント演習を同時期に履修したことについては, 初回時点では前年に比べ数値が下回る項目が多かったが, 最終回時点では逆に上回る項目が多くみられた. それらの結果からケアマネジメント論の同時履修やソーシャルワーク実習が, ケアマネジメント技術の知的理解において保持・定着に一定の効果があることが示唆された

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