保育者養成における子どもの「ことば」を育てる視点の理解についての研究

Abstract

子どもは,絵本や物語の内容に想像を巡らしたりイメージを膨らませたりすることによって「ことば」を育んでいく.保育者は,子どもの「ことば」への興味関心や「ことば」と言葉をつなげていくことを支援する必要がある.本研究では,保育者養成校の学生が,絵本を紙芝居に作り替えるという体験学習を通して,子どもの「ことば」を育てる視点を理解することができたかどうかを検討した.その結果,この学習を通してほとんどの学生が,絵本や紙芝居の構造が子どもの「ことば」の意味の理解を促進したり「ことば」の使途を広げたりする役割を担っていることに気付くことができ,そこから更に,保育における「ことば」の指導の視点まで理解を深めることができていたことが分かった

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