舌痛症患者に対して、若手歯科医医師が臨床心理士にスーパーバイズを受けながら認知行動療法を行い症状が軽快した1例

Abstract

症例は30歳代の女性で、舌両側縁のピリピリした痛みを主訴に受診した。精査の結果、心因性舌痛症と診断し、ロフラゼプ酸エチルを処方したが、痛みの強さには波がみられた。ロフラゼプ酸エチルに加え、痛みが悪化しやすい夜間にクロチアゼパムを処方したが効果は得られず、治療の主体を薬物療法から認知行動療法(CBT)へ変更する方針とした。CBTを専門とする臨床心理士による定期的なスーパーバイズを受けながら、歯科医師自らCBTを実施したところ、疼痛の軽減が得られた

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