ボリビア タミンゾクコク ニオケル ヨウジ キョウイク ノ カノウセイ ニ カンスル ケンキュウ

Abstract

本研究では,ボリビアの幼稚園で行なわれている保育を,源数学という観点から考察することにより,ボリビアの算数・数学教育につながる幼児教育の課題を探ることを目的とする.ボリビアにおいて観察した保育の考察から,幼児にとって身近な具体物を用いた源数学の習得につながると考えられる遊びが実践されているが,保育者に源数学や数理認識の発達という視点がなかったため,幼児の自由な経験(遊び)に任せるだけになり,その遊びを多くの幼児と共有し,数理認識の発達の個人差に応じたり,発展させた遊びへとつなぎ,さらなる源数学を習得させたりすることができていないという課題が明らかとなった.そこで,数理認識の発達の個人差に対応する意図的な支援という視点から,幼児教育における3つの改善点及び幼稚園教諭養成課程における教育内容の改善について提言した

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