Abstract

我が国の精神医療において長期入院および社会的入院が長年の問題点であった。精神科病院における在院日数は減少してきてはいるもののその速度は緩やかである。大阪府において2000年度から「社会的入院解消研究事業」2002年度から「精神障害者地域生活移行支援研究事業」が開始され、2003年度から国の事業として「精神障害者退院促進支援事業」が行われている。長崎県では2003年10月より開始され初年度は13名が参加し2名が退院、1名が支援中に死亡、8名が入院中で支援継続という結果であった。支援内容は外出支援が最も多かった。本研究では継続的に面接を行った。その結果利用者のニーズを細かく十分に把握し支援を進めること、退院だけでなく地域に生活の場を確立することが重要であることがわかった

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