東洋医療に関する日本と韓国の看護学生の意識調査

Abstract

 日本・韓国の学生の健康状態,東洋医療に関する興味・関心等を調査し健康教育,および東洋医療教育の導入に活かすことを目的に,両国の各1大学の看護学生に,東洋医療について意識調査を行った. 韓国の学生は日本の学生より平熱が高く,体調不良を感じる学生が少ない等,健康な状態を示す傾向がみられた 食材はその性質により体を温めたり冷やしたりするので,食材の旬や性質について尋ねたところ,食材の旬を理解している者の割合は日本の学生に多い傾向であった.しかし両国の学生とも食する時期が旬に一致している食材は少なかった.食事の性質に一致した回答は,両国とも約半数であった.食材の性質を体調管理に活かしたいという回答は,両国とも半数以上を占め,関心が高いことが分かった. 両国の学生とも東洋医療に半数が関心を示し,約4割が東洋医療に関する講義の受講を望んでいた

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