大学生の心理的適応過程 : 学業への意欲と進路意識の発達に注目して

Abstract

文化政策学部長特別研究費人・もの・社会のより良いあり方や、人と自然との関わりについての探求 大学生は、親からの心理的離乳、自我同一性の確立という発達課題に取り組みつつ、大学という新たな環境に適応し学業生活に積極的に関与していかねばならない。他方、卒業後の進路選択に向けた意識を徐々に高めていくことは、キャリア開発の観点からみて重要であり、大学生活における重要な課題の一つである。 筆者は従来から大学生の入学後の心理的適応過程における対人関係の役割について検討してきたが、本研究では特に、学業に対する意欲および進路意識の発達的変化に注目して、その変化の様相を分析するとともに、これらに及ぼす対人関係の影響を検討することを目的とした

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