デザイン教育における伝統建築・伝統工芸の位置づけに関する研究

Abstract

重点目標研究<目的> 本学デザイン教育における伝統建築・伝統工芸の位置づけについて研究し、匠と協働の現代・未来のデザイン(建築・デザイン)を創造する教育プログラムを考案する。<概要> 「匠(技能者)の技を深める研究」と「デザイナーの技術を拡げる研究さらに両者を「つなぐ研究」を重視して実践的に行う。具体的には匠の技の実演を通して、本学デザイン教育の在り方や匠の技の記録・分析を行う。随時 匠領域開始に向けた教育内容・設備の検討と準備平成30年8月6日 学内ワークショップ「大工技術はじめの一歩」開催平成30年10月20日 匠公開講座「匠とデザイン」第1回木の匠開催平成30年12月8日 匠公開講座「匠とデザイン」第2回染織の匠開催平成31年2月2日 東京藝術大学卒業・修了作品展見学1.匠領域授業準備 1-1 工房整備と工具・用具の選定・大工実習場(構造実験室内)の整備 ・大工技術演習用道具の選定・金属工芸用工具の選定 1-2 ワークショップの開催・「大工技術はじめの一歩」講師:飯田英夫・月原光泰・・・大工技術(入門)実技指導と大工作業台の制作 1-3 匠公開講座「匠とデザイン」の開催・第1回「木の匠」公開講義「伝統建築の美と技、そして未来へ」  講師:藤井恵介(東京藝術大学客員教授・東京大学名誉教授) 特別展示「木の匠展」・・・展示計画・実習(学芸員養成課程「博物館資料論」と連携) ワークショップ「木造りの技術」講師:飯田英夫・月原光泰・・・映像記録作成、大工・研究者・デザイナーの協働に関する研究・第2回「染織の匠」公開講義「「染色とは?」から古代伝統染色・茜色まで」  講師:加藤良次(横浜美術大学教授) ワークショップ「染織の技術―浜松注染そめ―」講師:二橋染工場・・・映像記録作成2.伝統工芸教育調査・東京藝術大学卒業・修了作品展における学生作品の調査3.伝統建築・伝統工芸に関する研究推進 『静岡文化芸術大学研究紀要 vol.19』2018 伊豆裕一「大学教育における伝統工芸とデザイン」 新妻淳子「明治維新前後の駿府における工匠に関する研究」1.匠領域における教育の開始(2019年度)・日本伝統建築(実物を通して日本伝統建築を理解する)・基礎演習F(日本の意匠から図案を創出し、伝統技法で表現する)・テキスタイル概論・木のデザイン2.工房の整備・染色工房の整備 ・木彫工房の整備3.公開講座の開催 前期公開講座「匠とデザイン」(全2回)(2019年7月開催)4.ワークショップの開催(全2回、2019年度後期開催予定)5.デザイン教育における伝統建築・伝統工芸の技術継承と協働に関する研究推

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