品質機能展開(QFD)による教育効果向上に関する研究 -成美大学での簿記教育の事例-

Abstract

教育の質向上は教育界内外で常に話題になり、その成果は最重要事項として認識されている。しかし仮に対象分野を限定してその目的等を絞っても、考慮すべき要因が多くそれらは複雑に絡み合っているので、あるべき姿を実行に移す段階で調整に困難を伴う。本論文では、品質管理で機能設計を行う際に活用されている品質機能展開(QFD)を用い、要求される事項を教育の場面でどのように反映させるべきかの方法について述べる。大学教養科目としての簿記論の実際の取組を事例として取り上げ、仮に QFD を活用して方針を決めた場合と違いがあったかについて検討する

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