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脳波・functional MRIの同時測定とその応用
Authors
小林 由佳
張 トウ
+5 more
斎藤 治
松田 博史
森 健之
田中 富美子
穴見 公隆
Publication date
18 February 2019
Publisher
Abstract
脳波とfunctional MRIを同時連続測定することによって、さまざまな脳波現象、例えばα波、睡眠spindle、あるいは事象関連電位やてんかん発作波などに相関する脳局在を明らかにすることができる。しかしながら、同時測定をおこなうと脳波上にballistocardiogramや1000μVから2500μVにものぼるimaging artifactなどのアーチファクトのために脳波信号を得ることができない。そこでわれわれはMRスキャナからのアーチファクトの周波数が生体信号の周波数帯よりもかなり高いところにあると想定し、サンプリング周波数20kHz、ローパスフィルタのcut-off周波数3kHzで同時測定中の脳波上のアーチファクトを測定した。そこで明らかになったことは、アーチファクトの波形がFaradayの法則に則り、もとの傾斜磁場波形の微分形になっていることである。したがってこの原理に基づけば、傾斜磁場の形をかえてやることでアーチファクトの形をコントロールすることが可能となる。われわれは、激しいアーチファクト波形中の上下動の中で、つねにアーチファクトが1msの一定周期で基線付近にもどってくるようなfMRIシーケンスを開発し、脳波のデジタル・サンプリングが常にその基線付近で行われるようなシステムを開発し、imaging artifactを低減することを試みた。この方法をstepping stone sampling法(飛び石サンプリング法)と呼ぶ。第15回生命情報科学シンポジウ
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National Institute of Radiological Science: NIRS-Repository / 放射線医学総合研究所 学術機関リポジトリ
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Last time updated on 30/10/2019