高度情報化社会を向かえて、学校教育における情報教育が重要視されるなか、学校教育現場に学習環境としてのコンピュータの整備が着々と進められている。しかし、学校教育現場において情報教育の実践を行うことのできる資質と能力を持った教員の数はまだ十分とはいえない。とくに、教員の配置数の少ない、離島・僻地校においてはそのような教員がひとりもいない可能性が十分にある。本研究では、沖縄県八重山郡西表島の離島僻地校を対象とし、はじめて、インターネットを利用した授業を行う教師のためのサポートを兵庫教育大学と対象校を結んで遠隔で行った。これは、学校教育現場におけるマンパワー不足に対して一つの解決法を見いだすものと考える。 LAN構築やインターネットの接続、ホームページの作成、など技術的アドバイスやインターネットを利用した授業実践の共同研究である。遠隔であったが継続的に支援していくことで十分その成果をあげることができたと考える。本稿では、その教育実践と遠隔支援についての成果を報告する。Despite the recent needs for informational technologies in education, many schools are failing to implement computers in their curricula. In most cases, this failure is due to a shartage of teachers who can utilize computers in school curricula. This problem is particularly prevalent in small schools in rural areas, such as remote islands. This research tried to support (a) the use of computer learning in these remotely located schools by providing Internet connections, and (b) the use of Internet computer learning at these remotely located schools. In this report, we describe methods to support remote schools and our attempts to apply these methods