Kagoshima Prefectural College

Tsuyoshi SHINODA

篠田 剛

鹿児島県立短期大学

5KJ00008891679論文Articledepartmental bulletin pape

篠田, 剛

シノダ, ツヨシ

SHINODA, Tsuyoshi

Kagoshima Prefectural College Repository / 鹿児島県立短期大学リポジトリ

商　経　論　叢（第 64号） 1［論　文］カナダにおける売上税制調和と州の課税自主権−オンタリオ州とブリティッシュ・コロンビア州を中心に−篠　田　　　剛はじめにⅠ　HSTの導入過程Ⅱ　HST加盟をめぐる利害関係構造　1　オンタリオ州とBC州のHST加盟の表明　2　両州における各主体の利害関係構造Ⅲ　両州におけるHST加盟の推進力の形成　1　HST加盟を容易にした条件　2　HST加盟の推進力——利害関係構造の変化Ⅳ　BC州のHST離脱おわりにはじめに　カナダの消費課税システムは連邦レベルの付加価値税（Value Added Tax; 以下VAT）である財・サービス税（Goods and Services Tax; 以下GST），州売上税（Provincial Sales Tax; 以下PST），ケベック州が採用するケベック売上税（Quebec Sales Tax; 以下QST），そして協調売上税（Harmonized Sales Tax; 以下HST）が併存する，きわめて多様な構造を持っているが，なかでもHSTは事実上の連邦税といわれるように，連邦と州の消費課税を最も調和させた税制である 1。課税ベーキーワード：売上税，付加価値税，協調売上税（HST），課税自主権，カナダ1　なおもう一つの連邦と州の売上税調和の形態であるQSTの導入過程については、篠田（2012）を参照されたい。

Harmonization of the Sales Tax System and Tax Autonomy of the Provinces in Canada:Mainly in Ontario and British Columbia

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カナダにおける売上税制調和と州の課税自主権 -オンタリオ州とブリティッシュ・コロンビア州-

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