当院の人間ドック受診者における喫煙状況 -最近10年間の健診データベースより-

Abstract

当院健診部のデータベースより,人間ドック受診者について過去10年間の喫煙率を抽出・調査した.男性の喫煙率は年次を経る毎に低下し,1997年度には48.8,2001年度43.6,2006年度34.7となっていた.一方,女性では大きな変動はなかったが,1997年度には5.8%,2001年4.3%,2006年7.0%と寧ろ増加傾向が観察された.年齢別の成績では40歳未満と40歳代に高率で,50歳代でやや低く,60歳以上で明らかに低率であった.全国集計の喫煙率と比べると,当院人間ドック受診者は男女共に各年度を通じて数%低く,人間ドック受診者の健康意識の高さを反映していると考えられた.今後,当院でもニーズに応じて,禁煙指導等を行うことにより,健診受診者や地域住民の健康への道を支援したい

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