Comparative study on the present situation of general education in Sino-japanese comprehensive universities -taking Tsinghua university and Kyushu university as examples

Abstract

 リベラルアーツを源流に発展してきた教養教育は現代社会で絶えずその重要性を訴えられている.中国と日本の大学は両方とも専門主義の風土にアメリカの一般教育の影響を受け,また,中央集権制度が緩和し,大学の自由化,活性化を期しているという共通点を持っている.本研究は,総合大学であり,教育目標も育成する人材像が類似した中国の清華大学と日本の九州大学の教養教育の現状を実証的な調査をし,分析した.両大学とも独自の個性を発揮し,教養教育を重視している姿勢を示している.清華大学は「高水準,高素質,多様化,創造性」という教育目標の下で,幅広い科目提供やコア・カリキュラムの強化で教養教育を行っている.一方,九州大学は自律的に学び続けるアクティブ・ラーナーを育成するため,授業内容や方式まで考慮し,また実施組織の明確化をはかり,責任の明確化や教員の意識向上に力を入れている

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