メディア作品全般に関わる良音の探求と実験検証

Abstract

デザイン学部長特別研究費デザインにおけるアナログとデジタルの可能性アナログ音源とデジタル音源の持つ特徴を再確認し、ソース音源及び生の自然音をオーディオアンプとオーディオスピーカーを作成検証しながら、感覚的意味での良音を探索し、分析結果をメディア造形教育へ向けて提供する。作品から出る音の良し悪しは大変重要な要素であり、ハードからの検証の結果をパターン別タイプ化し、データベース化する。平蔵作品や抽象立体作品から主著rくされた「音」の良し悪しを過去において一度も評価したことがなかったため、研究を行う。その部分での研究は未知である。ここに着目する。音楽ソース、自然音、人工音など考えうるさまざまな音を記録録音し、デザインに使用する際の仮定をし、視聴の上分類を行う。ハード面に関しても特にオーディオドライバーやスピーカなども積極的に作成し、実験、検証する。その際、幅広く視聴を行いデータを取るため、複数の人員を確保し、教員や学生、市民などとも視聴プレゼンテーションを行いデータを収集する。音そのものに関する新旧や国、文化なども考慮し音の違いを探る。またスピーカーの音質については、物理的特性と情緒的効果が必ずしも比例関係には無いと言われているため、音楽的観点のアドバイスを専門家に仰ぎ、実用的で効果的なデータとなるよう配慮する。これら研究の結果を、学生作品に使用し作品レベルの引き上げをする。また音の検証結果を学内の設備などにも反映し、授業などに使用する音への、良し悪しを検証することの重要性や必要性の提案を行うことを目指す。これら研究の結果を、学生作品に使用し作品レベルの引き上げをする。具体的には、・作品に必要となる効果音の周波数特性とスピーカーやアンプのスペックの関係を探ること。・BGMとして音楽を使用する際に適するシステムのサイズ等のスペック、さらにミニマムのスペック、理想的なスペックなどを導き出す。脇役として扱われがちな「音」を作品の重要な要素として取り扱うレベルに引き上げることをめざす。良音のステレオ再生音を聞いた事の無かった学生に非常に大きい体験を与えることができた。今後、学生の創作する作品に組み込む音源、スピーカーのあつかいについておおよその指針ができた

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