CORE
🇺🇦
make metadata, not war
Services
Services overview
Explore all CORE services
Access to raw data
API
Dataset
FastSync
Content discovery
Recommender
Discovery
OAI identifiers
OAI Resolver
Managing content
Dashboard
Bespoke contracts
Consultancy services
Support us
Support us
Membership
Sponsorship
Community governance
Advisory Board
Board of supporters
Research network
About
About us
Our mission
Team
Blog
FAQs
Contact us
衣の系譜に関する研究(第5報) : 褌からビキニショーツヘ
Authors
Akemi NAKATA
Chieko FURUKAWA
+4 more
ナカタ アケミ
フルカワ チエコ
中田 明美
古川 智恵子
Publication date
1 March 1987
Publisher
NAGOYA WOMEN\u27S UNIVERSITY
Abstract
"褌はシンプルで機能美を最も追求した衣であり,何千年もの間下着,あるいは仕事着として用いられてきた.この伝統ある形態や機能性は今日,若者のニーズにあう,新しい息吹きを吹きこまれながら,様々な付加価値が加えられて伝承され,現代の若者のショーツにスキャンティとして大きくクローズアップされている.今回の女子大生に対するアンケート結果においても,スキャンティに近いビキニ型の使用率が最も高かった.ショーツの着衣実験の結果,機能性については褌と同形態の殿裂型であるスキャンティが最も優れている事が実証されたが,着心地の官能検査においてはビキニ型が最も優れ,両者に一致がみられなかった.これは殿裂型の着用経験のない者にとっては慣れない為に股間に違和感を感ずる事や,形態が奇抜,高価等の理由からであろうと考えられる.下肢の運動による体表変化は殿溝部の皮膚が縦方向に伸び,大転子を境にしてそれより上部には殆ど変化はみられない.従ってショーツの着心地条件については,殿部カーブのカットが大きく関与し,殿溝部に沿ってカットされたスタンダード型,ビキニ型が共に上位であり,両者共素材が綿メリヤスで伸縮性に富む事も大きな要因である.現代は「差異性」が重視され,下着も自己主張の重要なファクターとしてその地位を確立しつつある.現代を担う若者達はそれを敏感に察知し,精神的なおしゃれを大いに楽しんでいるのである.男らしさを象徴する褌が,今や素材を変え,レース等の装飾が加えられたスキャンティとして女性のセクシーさをアピールしている事はまことに興味深い.
Similar works
Full text
Open in the Core reader
Download PDF
Available Versions
Nagoya Women's University Repository / 名古屋女子大学リポジトリ
See this paper in CORE
Go to the repository landing page
Download from data provider
oai:nagoya-wu.repo.nii.ac.jp:0...
Last time updated on 17/10/2019