本学養護教諭課程履修学生のルーブリックによる自己評価 : ルーブリックの作成と実施について

Abstract

教育活動報告Special Articles 本稿では本学看護学部養護教諭課程の履修学生におけるルーブリックによる自己評価について報告する。教職課程履修カルテの一部である、養護教諭に必要な資質能力に関する達成状況を振り返るための自己評価に関して、従来の方法の問題点を改善するために、ルーブリック評価を作成・導入することにした。作成にあたっては養護教諭に必要な資質能力に関する資料と本課程での教育目的・目標から8つの評価指標を抽出して、それぞれ5段階の評価基準を設定した。2017 年度よりルーブリックによる学生の自己評価とそれに基づく教員との面談を実施した。養護実習前と教職実践演習終了後の2回、自己評価と面談を実施した4年次生及び教員の感想・意見より、学生が自らの学修を振り返り、課題を明らかにして学び続ける姿勢を持つ上で、また、教員が学生の学びの状況を把握し、教育活動を改善する上での、ルーブリックによる学生の自己評価及び面談の意義が示された

    Similar works