看護師の摂食・嚥下訓練に関するイメージ

Abstract

原著論文Original Paper脳血管障害後遺症として摂食・嚥下障害を持つ患者と日常的に接している病棟に勤務する看護師とその他の病棟に勤務する看護師に対し、摂食・嚥下訓練に対するイメージ調査をSD法の測定尺度を用いて行った。今回の調査では、専門病棟に勤務する看護師の方が他の病棟に勤務する看護師よりも摂食・嚥下訓練に対して「日常的な」イメージが強いこと、また、「親しみにくくない」「消極的ではない」「あいまいではない」「抽象的ではない」「難しくはない」という、プラスにもマイナスにも偏らないイメージがあり、専門病棟に勤務する看護師も、摂食・嚥下訓練において、専門性を発揮できているとは感じていないことが分かった。今後、看護師が専門性を発揮しながら摂食・嚥下訓練を展開できるように環境を整えることが必要と考えた

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