小学校学習指導要領「総合的な学習の時間」指導の要点と課題〜「総合的な学習の時間解説編」の語句分析を中心にして〜

Abstract

平成29年学習指導要領改訂の大きな目玉は、総合的な学習の時間である。学習指導要領本文(4頁)に対して、解説編はその43倍の139頁と大部である。今回、教員養成課程での指導の在り方を検討する目的で、「総合的な学習の時間解説編」を対象にして、語句分析を行った。言葉の分析を通して判明したことは、⑴合計2,440の語句⑵125のカタカナ語⑶113通りの「的」⑷難解・難読語句の使用⑸「重要である」「大切である」の多用などが明らかとなった。教員養成課程での指導では、担当者に教育学以外に幅広い専門性が必要なこと、解説を丁寧にきちんと指導するための改善点や具体的方法等について要点と課題を提示した

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