家族アイデンティティと看護

Abstract

わが国は世界に例をみない速さで高齢社会を迎え、今なお高齢化は進行し続けている。急速な社会状況の変化に伴い、家族の有り様も変容してきた。本稿では、家族アイデンティティという概念から看護の対象となる家族を捉えることの意義を検討した。家族アイデンティティという概念は、集団としての規模の同定、相互性などの家族機能や家族の適応変化において、家族を看護の対象である個人と集団として深く分析する上で一つの視座を提供すると考えられた

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