がんピアサポーター養成研修前後における受講生のピアサポーター像の変化

Abstract

がんピアサポーター養成研修前後の受講生が描くピアサポーター像を明らかにし、研修の成果と課題を検討することを目的に質的に分析した。研修前後とも【コミュニケーション技術】【ピアサポーターとしての心構え】【ピアサポーターとしての存在意義】【期待される社会的役割】の4カテゴリーに分類された。研修後はがんピアサポーターに関する内容の多様化、および表現の具現化が見られた。がんピアサポーターに求められる知識や技術、対等な立場で共に考える姿勢、ピアサポーターの自覚と責務が醸成され、研修成果を得たと考えられる。今後は最新のがん知識を取り入れたカリキュラムの更新、受講生への心理的支援の必要性が示唆された

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